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コネタ882
 
近所のスーパーで売ってるもので作れるチェコ料理!

(text by 大塚 幸代

先日、チェコ総合情報誌『CUKR(ツックル)』編集長・梶原さんに、いっこ、チェコ料理を教えてもらいました!

大塚「あのー、私、チョコ料理って言われても、どんなものかイマイチ想像がつかないんですが…」
梶原「うーん、そうですね、基本はジャガイモです」
「イモですか」
「チェコ人が日本に来て、ゴハンとオカズが出て来ると、『なんでイモがないの?』ってきかれます」
「ああ、つまり、日本人の『お米』みたいな感じで、イモを食べていると…」
「そうですねえ」
「しかし…今回、『ブランボラーク』って料理を作ろうとしてるワケですが、こんな簡単な材料でいいんですかね?」


買い出しに行って、梶原さんがカゴに入れたのは、これだけ。

「ジャガイモ、ニンニク、赤ピーマン…」
「あとはウチの冷蔵庫に入ってるもので、なんとかなります。本当はハーブなんかも入れるんですけど、今回はナシってことで」

そんなわけで、まずはジャガイモを5コくらい、むきむき。
そして皮をむいたイモを、ひたすらすりおろします。


ゴリゴリゴリゴリ。

「そういえば梶原さん、宇多田ヒカルさんの最新シングル、ジャケットもPVもチェコで撮影したらしいですね!」
「そうみたいですねえ」
「あと、今韓国で『プラハの恋人』ってドラマが、めっちゃめちゃ人気らしいじゃないですか」
「そうらしいんですよねえー」
「チェコきてますかねえ!」
「チェコきてますよ!」

などと話をしつつ、すりおろしたジャガイモに、

・ニンニクひとかけつぶしたもの
・みじん切りにして炒めたタマネギ
・タマゴ
・パン粉
・塩

を、投入!(みんな目分量!)

タネを混ぜたら、フライパンで焼きます。


そしてひっくりかえします。

おお、いい色。

「あれ……梶原さん、この赤ピーマンは、一緒に焼かないんですか?」
「いや、焼きません。生で」
「生で!?」
「チェコ料理って、よくこういう色のアクセントを付けるために、ピーマン乗っけたりするんです。ピクルスとか」
「冷ややっこのサンショとか、牛丼の紅しょうがみたいなものかなー。で、どうやって盛りつけるんですか? これ」
「うーん、こんな感じですかねえ」

「なんか…『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の呪いのマークみたい……」
「アハハ」

まわりも囲んで飾ってみました。うふ。

試食ターイム!

「……あれですね、お好み焼きとも違うし、チヂミとも違うし、パンケーキみたいにパサパサしてなくて、ジュワッとなってて、ジャガイモとタマネギとニンニクがハーモニーを奏でてますね! 美味しい、つーかコレ、ビールが欲しくなる!」
「チェコはビール安いですからねー、みんなガンガン飲んでますよ」
「いいなー、現地でチェコビール飲んでみたいなー」

そんなわけで皆様も、是非ご家庭でお試しくださいませ!


■わたくし大塚も寄稿しております『CUKR(ツックル)』3号、現在鋭意制作中です!
ちなみに今回料理した『ブランボラーク』のレシピ詳細は、創刊号にも載ってます。よろしくです!

 

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