先日、足を骨折して以来、ずっとギプスのお世話になってます。
とはいえこのギプス、軽くてとっても便利な反面、無機質であまりおしゃれ感がありません。
そこで今回、身のまわりにあるものでギプスを可愛くデコレート。よそ行きにも対応できるよう色々とアレンジしてみました。
チャレンジ!ギプス着まわし一週間!
(text by 岸川 祥子)
月曜日は指先靴下であったかおしゃれ
まずは見るからに寒々しいつま先を隠すことからスタート。靴下屋さんに行ったところ、いろんな指先靴下が売っていたので「これは!」と思い、早速購入。
ウキウキしながら、ギブスと同系色の五本指靴下(つま先のみ)を合わせてみたところ…
こ、怖い!!!
以前よりさらに無機質な感じになってしまいました。な、なぜ…!?
火曜日はパンダシールで愛らしく
昨日のギプスが思いがけず怖い感じになってしまったので、今日は愛らしさを全面に押し出そうとパンダのシールを導入。
一見、子供が喜びそうな可愛いパンダギプスが完成…と、思いきやパンダをアップでよく見てみると(マウスオーバーで画像が見られます)
パンダの目がうつろ!
シールのセレクトを若干間違えたようです…。
水曜日は梱包用テープで一工夫
翌日、シールを変えて再びチャレンジ。今度ははカラフルな梱包用テープを使ってみることに。ポップな仕上がりでこれはなかなか。
ところが携帯で写真を撮って知り合いに見せたところ、「骨折の足にFRAGILEって!」という返事が。
そう。テープにプリントされている「FRAGILE」は「壊れ物」の意味。つまり知らず知らずのうちに「私の足は壊れ物です」といって歩いていたのです。何のアメリカンジョークでしょうか…。
木曜日は動くギプスで軽やかに
翌日、再びシールを変えてチャレンジ。今度は人形やぬいぐるみにつける目玉。
試しに足の甲につけてみると…あれ、意外に可愛い!さらに五本指靴下(黒)を履かせてその上に目玉を貼りつけてみたところ、足先に謎の生き物が出現。
足元の生き物と目が合うたび、ど根性ガエルのピョン吉に憧れていた日々を思い出し、ちょっとキュンとなりました。
金曜日はお花でさりげないおしゃれ
さて、ここまでは普段着のおしゃれ。ここからは週末なのでもっとよそ行き感を出してみます。
手始めにやってみたのが、コサージュを意識した花の一輪挿し。
ギプスは花器の代わりにもなるのか…と感心しながら歩き始めたところ、茎がチクチクしたため、即却下。おまけに取れた葉っぱがギプスの中に入り込み、取るのに1時間かかりました。おしゃれって大変ですね。
土曜日は思いっきりゴージャスに
昨日の花ギプスに続き、今日もまた植物を使ったアレンジ。題して「ツタのからまるギプス」。
アニメ「ベルサイユのばら」の歌の映像(オスカルの全身にツタがからまる)をイメージしたんですが、残念ながら完全に植物に寄生されてます。
とはいえ「足に何か巻くと派手に見える」ということだけはよくわかったので、翌日別のアレンジに生かしてみることにしました。
日曜日は冬の定番・ファーを使って
さて、日曜日は休日のお出かけにふさわしく、よそ行きな感じを出そうとファーをセレクト。しかしそこに現われたのは…
クマを狩りに行く山男の足!
アレンジどころかもはやギプスの原型を全くとどめていません。利点といえば温かいことだけ。
どうやらギプスはシンプルなのが一番みたいです。
まとめ
シンプルな分、アレンジのしがいがあると思われた真っ白なギプス。しかし残念ながら「これ!」というアレンジにはたどり着くことが出来ませんでした。
なお、今回学んだ教訓としては…
○ボリュームを出しすぎない。 ○中に物を入れない。 ○柔らかいフォルムのものよりはシャープなものの方があいやすい。
なかなか奥深いギプスのおしゃれ。 足が治るまでの間、もう少し研究を重ねてみようと思います。