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コネタ


名古屋コネタ
 
名古屋コネタ60本ノック

安藤:元気ですかーっっ
古賀:安藤さん安藤さん、土曜の朝からそんな無理しなくてもだいじょうぶですから
安藤:ごめんなさい、年甲斐も無くウィークエンドを意識してしまいました。
古賀:でも元気が一番ですよね。私は昨日飲みすぎて二日酔いです
安藤:ええ、元気があればなんでもできる。そんな二日酔いの古賀さんにこの話題



名古屋コネタ48


村上春樹も絶賛した味噌煮込みうどんを食べたぜ!

 村上春樹さんが「地球のはぐれ方」という著書で「名古屋で評価するのは味噌煮込みうどんと道路のグリーンベルトだ」と発言していました。グリーンベルトはともかく食通で知られる氏の舌を納得させるのはどんなものなのか、確かめてきた。
梅田カズヒコ

山本屋総本家 本店

山本屋総本家へ。

名古屋で一番有名な味噌煮込みうどん屋といえば『山本屋総本家』。名古屋市内に7店舗の店を持つほか、最近は東京・神田にも出店し、ますます知名度をあげている。
さっそく『山本屋総本家』へ。昼時だったので、70席の座席は満席、順番待ちが出ていた。
お店のディスプレイを眺めてみると、赤みそベースの味噌煮込みうどんは我々非名古屋人には、カレーうどんのようだった。人間の習慣とは恐ろしい。濁ったスープのうどんを見たら必然的にカレーうどんになってしまうのだ。


これが本場の味噌煮込みうどん。カレーうどんにしか見えない自分が悔しい。

いただきます!

いよいよ店内に入り一番人気、鶏肉と玉子の入った『親子煮込みうどん』を注文。もちろん鶏肉は「名古屋コーチン」である。

味の方はというと、これがまた悔しいほどにうまい。何が悔しいのかと言うと大阪人の筆者にとっては、うどんと言えば香川のさぬきうどんか大阪のうどんがナンバーワンを争っていると思っていて、そこに名古屋の味噌煮込みうどんというまったく異端なうどんが入り込んできて、食べてみたら結構うまかったという悔しさなのだ。
麺はこしの強いきしめん。やや粉っぽい気もするが、よく煮込まれているので出汁が染みてうまい。味噌特有のドロッと麺にからみつく感覚や、純白のきしめんが茶色く染まっていく感覚が何かのタブーを犯しているような気分にさせてくれる。(かなり歪んだ表現ですが、褒めてるつもりです)
赤味噌の濃い出汁が染みた薄揚げがジューシー。思わず取材に来たのに写真を取り損ねるほど夢中ですすっていた。

 

すっかり気にいっておみやげも買って帰りました。

山本屋総本家 本店

名古屋市中区栄3-12-19
TEL 052-241-5617
地下鉄名城線 矢場町駅より徒歩7分

名古屋取材ではさまざまなところに行きましたが、この取材が一番名古屋名物っぽい取材で、すっかり観光者気分で味わってきました。



古賀:また二日酔いの胃にずっしりと来る話題を! おいしそうなんだけど!おいしそうなんだけど!
安藤:うまそー。くいてー。確かに名古屋のなにが懐かしくなるか、といわれるとまっさきに思い浮かぶのが味噌煮込みですね。
古賀:へえー。結構店によって味に違いとかあるもんなんですか
安藤:味の違いというか「濃さ」の違いはあるような気がします。名古屋人としては濃ければ濃いほどうれしいです。
古賀:ジャッジポイントは濃さにあり。名古屋ならではのものさしです。
古賀:そうそう、名古屋出身の安藤さんにはこのネタもぜひ見てもらいたいんです



名古屋コネタ49


ミレーフライのなぞ

古賀 及子

ミレーフライ。名古屋のスーパーで偶然見つけたこの商品、フライといっても衣のついた揚げ物ではなく500円玉大ぐらいのビスケットのようなお菓子だ。

最初は素通りしていたのだが、これが同じミレーフライでも別のパッケージを色々な店で見かける。製造元が多数あるようなのだ。

どうゆうことなんだろう。ミレーフライといこの名前は固有名詞ではなく、それこそクッキーとかビスケットといった一般名詞ということなんだろうか。

何はともあれ食べてみようと製造元別に3袋買ってみた。


製造元はばらばら

大きさといい、色合いといい、見た目はどのメーカーのものも全くといっていいほど同じ。無理やり違う点を探すとしたら、微妙に厚みに差があるぐらいか。どれも表面に薄く"MILLET"という刻印が。

袋の中身はほぼ同じ

食べてみると、甘いビスケットをあげたなつかしい油の香りのするお菓子。メーカーごとに微妙に微妙に味に違いがあった。しっかり目に表面に塩をきかせて甘しょっぱい味つけにしてあるものと、そうでないものがある。生地自体はどのメーカーのものも甘くてサックリ。後をひいてバクバク食べてしまう。うまし。

それにしても、なんで名前と形は同じなのに味だけメーカーごとに違うんだろう。

調べているうちに西区の駄菓子屋さんで証言が得られた。どうもこのミレーフライ、以前はあの明治製菓が作っていた商品だったらしいのだ。明治製菓が手を引いたあとも別の会社が製造を続けているのだという。


駄菓子屋には食べきりサイズも

現在その生地を製造しているという名古屋市中川区の三ツ矢製菓さんにお話を聞くことができた。

「確かに以前は明治製菓さんの商品でした。今も商標権は明治製菓さんに借りているんですよ」

ビスケットやチョコレート菓子などを製造している三ツ矢製菓さんでは現在はミレーフライは生地のみを製造、生地は愛知県を中心に岐阜県、高知県などにあるメーカーに卸しているという。焼いて揚げる作業はメーカーごとに行われている。

なにやら込み入った事情のあるお菓子、ミレーフライ。 隠れたローカルフードとして強力プッシュですよ!




古賀:知ってますか??このお菓子
安藤:実はミレーフライって聞いて何のことだかわかりませんでした。だけどお菓子のパッケージは確かに見たことがあります。記憶のすごく奥のほうで見つけました。愛知、岐阜はともかく高知県でも食べられるんでしょか。その繋がりがわかりません
古賀:高知に一軒メーカーさんがあるそうなんです。先日、都内の高知物産店で見かけて驚きました
安藤:謎が深まりますね。中国とかでも売っていそうな気がします。あてずっぽうですが
古賀:気持ちは分かるような。個人的には、かりんとうみたいなテンションでお母さんが買ってくるタイプのお菓子じゃないかと思うんですが
安藤:ああ、いつでも茶棚に入っているような。
古賀:どっちみち、二日酔いには微妙につらいネタです。おいしいんだけど!おいしいんだけど!
安藤:おいしければいいじゃない!二日酔いは気の持ちようです
古賀:気合で直します! ダー!
安藤:ダー!

 

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