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コネタ


名古屋コネタ
 
名古屋コネタ60本ノック

古賀:どーもー!
梅田:どーもー! 
梅田:テンションあげて行きましょー! あと2日ですよ、古賀さん!
古賀:ええ、ネタもよく続いてますね
梅田:皆さん平静を装ってますが、ネタは結構いっぱいいっぱいだと思います。
古賀:じゃあ今日の一発目は、平静を装いつついっぱいいっぱいな君のネタで!



名古屋コネタ56


名古屋のスーパー、実地調査

梅田カズヒコ

アピタ千代田橋店、でかい。

名古屋は地元企業が強いのだ。

名古屋は地元企業が強い。例えば、新聞といえば中日新聞だ。なんと愛知県内の74%の家庭が中日新聞を読んでいるらしい。愛知県で「新聞見たよ」といえばイコール中日新聞の事である。全国的に見ても、大都市でこれほどまで地元新聞が強い地域は他に例がないという。

そしてコンビニといえばサークルK、スーパーといえばユニーが強い。そこで、今回は地元で人気のスーパー、ユニーグループのアピタ千代田橋店に向かう事にした。

 

あんかけパスタソース。なんと4種類も売ってました。

ドラゴンズセール。甘エビ100グラム66円、安い。

名古屋のスーパーの特徴は?

アピタ千代田橋店は平日で8,000人、休日にもなると10,000人もの人が集まるという(すげー)。人気の秘密を伺うと『特に奇抜な経営戦略があるわけではない』との事。『安いものもあればいいものもある』らしい。そういえば入ってくる入り口の専門店街に「スターバックスコーヒー」があって、やや驚いたのだが、いいものもあるというのはそういう事なんだろうか。

で、名古屋っぽい特徴はというと
・中日ドラゴンズが勝った時に安くなるセールがある
・同じ商品でも安い他県産とやや高い地元産が売っていた。(名古屋の人は地元産のものを好む)
・とにかく通路が広い(道路が広い名古屋だから?)

そして一番びっくりしたのがレトルトの“あんかけスパゲティ”ソースの種類の豊富さだ。いかにあんかけスパが名古屋の中でメジャーな料理なのかがわかる。

3階建ての巨大スーパーなのだが、ライバルは地元の他社スーパーのほか、百貨店なども想定しているという。なるほど、アピタは安売りの百貨店なのか。それなら人が集めるのがよく分かる。


同行の編集の方が小売業界系の業界誌を経験していたらしく、ズバズバと専門用語を交えて質問しておりました。そんなわけで僕は出る幕もなく、「へー」「なるほど」「そうなんですか」「すごいですね」など4つの言葉しかほとんど発してなかった気がします。
ライターとしていかがなものかと反省する一日でした。

ただ社会派ライター(?)を目指す僕としては、専門的な事がいろいろ聞けてまあよかったです。
スーパー、楽しいですね。




梅田:ああ、これは確かにいっぱいいっぱいだった。
古賀:まとめの文章に切なくなります。
梅田:ははは、切ない。
古賀:はっ!いかん、せっかく梅田さんがハイテンションで来てくれたのに。間髪いれずに次のネタいっちゃいましょう。これはテンション上がります。



名古屋コネタ57


ついに多摩センターへ

乙幡 啓子

いや「たません」だ。失礼しました。ついに、憧れの「たません」にめぐり合うことができた。

存在だけは知っていた、たません。名古屋の駄菓子屋で食べられるという、B級食とかそういう分野を超えた、魅惑の、興奮の、おおぉ、おやつだ。

材料など詳しく説明すると、たませんとは

・えびせん(こちらのは細長い)を鉄板に敷き、
・ソースとマヨネーズを塗り
・卵を落とす

だけで出来上がり。もう説明し終わってしまってびっくりだ。


左は焼きそば乗せ、右がプレーンたません

名古屋駅から程近い、裏手の路地をくねくね歩いてその駄菓子屋にたどり着いた。店の名前も出してないような、貼ってあるポスターやかかっているカーテンすべて日に焼けて色あせている、すごく「それっぽい」店だ。

店の奥に鉄板付きカウンターがあり、おばちゃんがコテを振っている。カウンターは廻りに4人も座ればぎゅうぎゅう。先着の男子高校生2人組とともにたませんの焼き上がりを待つ・・・。


薄く熱い固形物に具が乗っかっているので、当然このように下あごが出るカッコウとなる。あいーん。

きになるお味はというと、まあ、言ってみれば「えびせん」と「ソース」と「マヨネーズ」と「卵」の味なんすけどね。当然。でもつくづくこういう食べ物は「約束された味」だなあと思う。ハズしようがない。究極に突き詰めたというような計算された味でもなく、自然の恵み、というものでもないが、うまい!他には特に言うことなし!以上!という気にさせられる。

場の空気もある。故郷の群馬でも、たいていの駄菓子屋には鉄板が置いてあって、もんじゃ焼き50円!とか食べていたので、よくわかる。親の作る夕飯が待っているけどここで食べちゃう後ろめたさとか、大事な今月の小遣いの大半をはたいて、という調味料付きで友達と食べるたませんが、うまくないわけないじゃないか。

家で作って食べようかとも思うが、やはり駄菓子屋で猫背になって食べたい。




古賀:タイトルがやぶれかぶれですが、ネタはすごいぜ!
梅田:乙幡さんの駄菓子好きがほとばしってますね。
古賀:私も同行したのですが、おなか一杯なのに、たませんガッツり食べてました
梅田:人が食べてるの見ると食べたくなりますねー。
古賀:たませんのビジュアルもすごく食欲そそるんですよ。
梅田:しかし乙幡さんは表情豊かでいいですよね。この写真なんか最高だ。
古賀:そうなんです! 撮影係の私も不必要にシャッターきりまくってました。
梅田:なんだか話を聞いてるだけで楽しそうだ。
古賀:そんな楽しい名古屋ネタも、明日で最終回。
梅田:ラストまでフルテンションでいきます!
古賀:よいしょー! じゃあ、また明日な!
梅田:また明日!

 

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