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コネタ


コネタ1040
 
かなりレトロな焼き芋屋さん
夏はこんなカキ氷屋さんだった

以前、コネタ「かなりレトロなカキ氷屋さん」でご紹介した、おばあちゃんがやってるカキ氷屋。
そこが
「冬は焼き芋屋さんになる。」
と書いたものの、夏だったのでその部分は詳しく紹介できなかった。で、冬になったので再び訪れた。

その華麗なジョブ・チェンジっぷりを
ご覧ください。

T・斎藤

まずは夏の状態をもう一度見てみよう。
下の写真のようなカキ氷屋さんだったわけだが…。



それが冬になるとこうなる。



ガラスには夏にはなかった「氷」の文字があり、かえってややこしいことになってる気もするが、もうもうと立ち上る湯気と新聞紙がぶらさがっているあたりに違いが見られる。



夏は、こんな風にカキ氷を作っていた。


80歳で今なお現役

それが冬になるとこうなる。



どうだろう、この切りかわりっぷり。
どちらもしっかり板に付いてるところがすごい。
巨大なカキ氷マシンの下にこんな仕掛けがあったとは。

 

昔ながらの焼きイモ

この焼きイモは、今では大変珍しい昔ながらの製法で作られている。釜の中に、針金でひっかけてイモが吊り下げられている。


昔ながらの製法

イモがまた特殊で、小ぶりで丸いイモだけを使っている。この種類が手に入らない年は店を開かないほどのこだわりようで、これが焼きイモにはベストなんだそうだ。

「どこ産のイモなんですか?」
と聞いてみたところ、意外な答えが返ってきた。
そのへん(近所)の畑で作ってるらしい。

超こだわりの食材は遠く海外から取り寄せた、とかではなく、近所の畑で採れたもの。うん。本物とはこういうことだと思う。


壁にかけられた丸い芋
はかりも激シブ!

 

イモの目方を量るはかりも、もう何十年も使ってるだろうと思われる年期ものだった。私の仕事道具でこんなに年期の入ったもの、あるだろうか?デジカメとか携帯電話とか定期的に買い直してることを考えさせられる。


近所のおばあちゃんも買いに来た
娘にサービスしてもらった

これができた焼きイモだ

で、こちらがその焼きイモ。新聞紙で包んでくれる。

6コ買ったのだが、家に着くまでに娘とかみさんに食べられてしまい、2コしか残ってなかった。


焼きイモ

中身

中はこんな感じ…と言いたいところだが、すんません。
だいぶ時間が経ってから(家に帰って昼寝とかしてから)撮ったので、すっかり冷めてしまい、シズル感の弱い写真になってしまった。

熱々の状態の時はもっと透明感があって、いかにもおいしそうな感じだった。湯気ももうもうと上がる。
でもって、甘くてすごくうまい。

場所はこのへんだが、例によっておばあちゃんの気分によって開いたり閉まったりしている。


 

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