ずっと滑りたかったこのツルツル
写真をご覧いただきたい。ものすごくツルツルである。この床を見て、滑りたがらない人がどこにいるだろう。本気でそう思う。思いながら目を細めていたら、4歳ぐらいの男の子がしゃかしゃか滑っていった。
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どう見ても滑り出したくなる床 |
あらまあ、こどもは無邪気でいいわねえ。
いつもは、そうやってグッとこらえるだけだ。でも、今日は「大人」という心の枷をとりはらって私も滑りたい。すこしでも大人らしく滑るため、滑りやすい履き物は何かを調べるところまで深く切り込もうと思う。
いろんな種類の履き物で滑り比べてみよう。
開催、クツノオリンピック
さて、そういったわけで私なりのオリンピックを遅ればせながら開催である。出場選手は、全員、靴だ。
どの履き物が一番滑るのか。小学校や中学校であれだけ廊下を滑ったにもかかわらず、今まで上履き以外を試したことがなかった。今日は7つの履き物を戦わせる。
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日本より、ブーツ、ハイヒール、上履き、運動靴が。中国からは健康サンダル、スリッパ、靴下 がエントリー |
日本と中国から7選手があつまった(日本製と中国製、という意味ですな)。本当はもっと各国から選手を呼び集めたかったのだが、我が家の下駄箱からはこの2カ国からしかエントリーがなかったのだ。
次回開催時はぜひイタリアやフランスあたりからの参加を期待したい。
勝負は7メートルの滑走
クツノオリンピックの正式種目であり、唯一の種目でもある「廊下スケート」であるが、走行距離が7メートルと短距離であることが競技の特徴である。
学校の廊下を想定して今決めた。タイムキーパーにストップウォッチを持ってゴールラインについてもらう。スタートの合図と一緒に、それでは各靴ですべっていきましょう。
果たして、最も廊下スケートに適した履き物はどれなのか。なお、走者は全靴、古賀がつとめさせていただきます。 |