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コネタ


コネタ1100
 
ヤクルトのちょうど良さを確かめる
ご飯と箸
このくらいがちょうど良いのか?

子どもの頃、ヤクルトを飲んで「ああ物足りない、もっと飲みたい」と思った経験、きっと皆さんもおありだろう。
ヤクルトの内容量は65ml、たしかに育ち盛りの子どもにとっては大河のほんの一滴に過ぎない。

ところがこうして大人になってみると、この65mlがやけにちょうど良い。ヤクルトにとっての適量が65mlなのだ。なんだこのちょうど良さは。

ということは、もしかすると他のいろいろな飲み物や食べ物も、本当はこのくらいがちょうど良いのではないか。
そのいろいろを、ヤクルトサイズに当てはめて検証してみた。

(text by クドウ

ヤクルトパッケージ
おなかの中の良い菌を増やし悪い菌を減らす。

まずはヤクルトを再確認

とはいうものの、最近久しくヤクルトから遠ざかっている。
とりあえずここは本来のヤクルトが持つスケール感を確かめる。

5本1パックのヤクルトを家にある一番大きなグラスに注ぎ飲んでみた。
都合65×5の325ml。

いやいやこれはいささか多すぎだ。
ノドに来る。
やはりヤクルトの適量は65mlだ。
このくらいがちょうど良い。

ヤクルトを注ぐ
ヤクルト注ぎ放題
たっぷりヤクルト
ア・ロット・オブ・L.カゼイ・シロタ株

 

プレミアムモルツとヤクルト
ビールは本当にジョッキでいいのか

 

ビールを注ぐ
大ジョッキの10/1以下か

「とりあえず、ビール」で確かめる

さて、ヤクルトの適量を再確認したころで、次はビールを試してみる。

普段ビールは「中生だ、いやいや大ジョッキだ」、「いっそのことピッチャーで!」と量を飲むことをその目的にしがちであるが、はたしてそれが正しいのだろうか。

実験のその日はへとへとになるまで働いて帰宅、いつもなら駆けつけ三杯とばかりにグビグビグラスを傾けるのだが、今日はその気持ちをぐっとこらえてヤクルトの空き容器にビールを注ぐ。

むー、少ない。
仕事で乾いた喉を潤おすには少なすぎる気がする。気がするけれども飲んでみよう。

ヤクルトの小さな飲み口から一気に喉に流し込む。

クゥーッ、うまい!
これはたまらない。
よく言う「ビールの最初の一口が最高」がちょうどヤクルトの65mlだ。すばらしい。

物足りなさが残るだろうと思っていたのだが意外や意外、ビールもこのくらいがちょうど良い。

うん、いい気分。よし、ビールおかわりだ。

シメサバとビール
おつまみのシメサバもこのくらいでちょうど良いや
ヤクルトビール飲む
意外とちょうど良いのです

 

ヤクルトによそったご飯
ライスです。オヤジもオフクロもライスです。

 

味噌汁
味噌汁。黒いのはワカメですごめんなさい

晩ごはんで確かめる

お次は本日のディナーで実験だ。

まずはご飯。
ふつうのお茶碗一杯がおよそ150gであるから、このヤクルト茶碗はずいぶん少ない。
低炭水化物ダイエット中のお嬢さんならいざ知らず、成人男子のボクにはあからさまに少ない。
こんなのが食卓に並んでいたら、完全にいじめだ。

何となく卑屈な気持ちでご飯を口に運ぶが、ところがどっこい、これがなかなかいけるのだ。
量が少ないことによって、結果的にいつもよりじっくり味わって食べるようになる。
お米の一粒一粒をかみしめると、いつもは忘れがちなお米本来のおいしさに気づく。
これはなかなかおすすめだ。

でも、やはり量は少ない。
もの足りない、というか明らかに足りない。


では、お味噌汁はどうだろう。
確かにご飯との比較では適量なのかもしれないが、絶対量として少ない。
けれども、本来味噌汁はたくさん飲むものでは無いので、これはこれでアリといったところか。

ちょうど良くはないけれど、全然足りないわけでもない。

ソーセージが並んでる
ソーセージ定食
ヤクルトソーセージ
よく考えると、ソーセージはこの企画に関係がない

 

プリンの素
プリンの素なんて初めて買った

ヤクルトのようなプリン
良くできた食品サンプルのよう
カッターナイフで切る
プリンを傷つけないように

デザートで確かめる

今回の実験のシメはデザートだ。
豪華に手作りプリンとしゃれ込んだ。

普段のボクはあまり甘い物を食べない。
たまに食べたくなっても、たとえばチョコレートなんかだと、ひとかけら食べるともう充分満たされる。
だからきっと、プリンもこのヤクルトサイズがボクにとってはちょうど良いだろう。

なれない作業に戸惑いながらも、プリンの液をヤクルトの容器に流し込み、冷蔵庫で冷やして完成させた。

完成したヤクルト型プリンは、どういうわけか(いや、考えると当たり前なのだが)見た目がヤクルトにそっくりだ。

それだけでなぜだかうれしい。

なかなかの出来映えに気分良く、よし食べようと思ったのだが、困ったことにヤクルトの口が小さくてスプーンが入らない。

箸ですくって食べようかとも思ったのだが、そこで奇跡的に良いアイディアがひらめいた。

容器をカッターナイフで切り開いて食べれば良いのだ。
我ながら素晴らしい思いつきだ。
文字通り、困難を切り開いて進む姿勢に心打たれた。

心打たれるあまり、力みすぎてプリンを少し切ってしまったが、味には影響ないだろう。

ぶじ切り開くことに成功し、今度こそ完成したヤクルト型プリンは、わずかな時間しか自分の力で立っていられない。
一瞬の隙をつき、勢いをつけて吸い込むと、ほんのり甘いプリンが口の中に広がる。

うまい。

そして、ものすごくちょうど良い量だ。
まるで、ボクの甘味中枢に合わせてあつらえたような ちょうど良さ。
これはまさにプリンのオートクチュールだ。

型から抜いたヤクルトプリン
本邦初(たぶん)のヤクルト型プリン
もしかしてすんごくエロい写真ですか?
頬の筋肉を使って吸い込むように

五本ヤクルトソーセージ
ひとりだけ目立つ髪型の人がメインボーカル

ちょうど良さは人それぞれ

そんなことを最後に言ってはミもフタもないが、これが真実だろう。
けれども今日の実験を通して、普段何気なく接している物が、果たして本当に適量かどうか、応分なのかどうかをあらためて確認してみることができた。
いや、できていない。

あと、Yakultってスペルが難しい。


 

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