牛鍋の老舗「米久」はもともとお米屋さんだった。創業者が牛を3頭連れて上京、今の牛鍋屋となった。あの高村光太郎さんが米久の詩を詠んでいるらしく、ガイドさんはその詩を暗唱していたが内容は忘れてしまった。
「当時の浅草のにぎわいが表現されています」
と言っていたので、そのような詩です。
「東京には空がない」
ではない。
お店に着くといきなり太鼓を叩かれる。ドンドーン!歓迎されているのか疎まれているのか微妙な感じ。
滑りやすい階段を登って2階へ。僕と林さんは鍋を挟んで向かい合って座り、右隣りには1人で参加しているおじさん、左隣りには熟年カップル(不倫の関係なんだから!のギャグを飛ばしたカップルではなく、ビクッとしたかもしれないカップル)。
右隣りのカップルのおばちゃんがトイレに行っている間、おじさんが飲み物を注文しておばちゃんにはジュースを頼んでいたのだが、トイレからおばちゃんが帰ってくると「日本酒じゃないの?」って叱られていた。
牛鍋の食べ方を米久のおばちゃんが説明してくれる。とにかく材料は人数分鍋に入れていけばいいらしい。
肉は柔らかいし、割り下の味加減も丁度良く2人ともすっかり満足。
ただ、19時には集合なので時間がタイト。もう少しゆっくりと牛鍋を味わいたかった。
いよいよ「アルカザール」に向かいます。
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