あけましておめでとうございます。デイリーポータル編集部 林です。
年が明けたというのにやっぱり2002年を振り返ります。きょうは取材途中に気まずくなってしまったつらい特集をどうぞ。なんで元旦からそんななのかは気にせずどうぞ。
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団体旅行のバスツアーにひとりで参加したらどうなるかをためしたのが10月28日の秋の味覚体験バスツアー。
ひとりの客が3人いて、お昼ごはんはひとりの客どうしのテーブルになったのだけど、さすかひとりで来る人だけあって誰もしゃべらない。そしてごはんを食べるのがやたらと早い。思い出すだけでしりのほうがむずむずしてくるような体験です。
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どこまでもきまずかったのは10月31日の赤城山その後。
こたつに入って2時間、いろんな話を聞きました。こたつの中にはねこがいました。同行したカメラマンが猫アレルギーでずっと鼻をぐしゅぐしゅ言わせていたのが印象的です。それでも話し続けて2時間。いちばんつらかったのはカメラマンかもしれません。帰りの新幹線の中では全員だまってました。
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気まずそうに見えないけど、じつはかなり気まずかったのが帽子コレクション2002
。ライター住さんと渋谷で面白い帽子をかぶった人に声をかけて写真を撮らせてもらいましたが、3時間かけて5人。その後、住さんは手下の若者に写真を撮ってくるよう頼んだら、1時間足らずで大量に撮ってきてしまい、助かったけどへこんだと申しておりました。
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きまずいというか、夢のようだったのは12月19日の夜のバスツアー。
夢は「将来はパイロットになりたい」とかそういう夢ではなく、巨大なトカゲに追いかけられるとか、そういう明けがたに見る夢のほうです。ナイトメアですね。
ライターの住さんがやたらニューハーフのひとに「あなたいい顔してるわあ」と言われていました。
「ホラ、芸能人に似てるじゃない、ホラ、あの人よ。えーと、だれったけ...
あ、矢部太郎」
半笑いの住さんでした。
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あしたはシュール特集。ことしもよろしく。
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