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はっけんの水曜日
女性専用車両潜入レポート
潜入しまーす

「女性専用車両が大変なことになっている。化粧を直すわ、オニギリ食うわ、油断しっぱなし。まるで女子校……」
そんな噂をきいた。
2001年から導入された女性専用車両は、平日の23時以降、新宿駅から発車するK線・S線の下り電車に1両づつ設けられている。迷惑行為(おもにチカン)予防のための対策だ。
走っているのがやたら遅い時間帯なので、沿線住民でないと利用したことがないんじゃないかと思われる。
「化粧はともかく、オニギリ食べてるかなあ? っていうか車内の雰囲気ってどんな感じなんだろう?」
というわけで、潜入してまいりました。いや、私も女性なので、潜入というより試乗なんですが。ふふふ。

(text by 大塚幸代


並んでいるのは女性ばかり。

間違ってやったきた男性が立ち去っていく(画面右)。

女ばっかりのホーム

金曜日夜23時、K線のホームに立つ。
さあ、女性専用車両だ。親切に看板が出ている。女性専用になっているのは、いちばん後ろの1両のみ。

まず、ホームを見てぎょっとした。
女、女、女ばかり……。
年令は20代から30代が多いように見えた。K線がオシャレな町を通る線路なせいか、小綺麗な女のコが多い。茶色い髪をうまくゴムと髪止めでアップして、エリを立てた白っぽいスプリングコート着て、レーヨン花柄のスカートはいて、というような、大雑把なイメージでいうと通信販売カタログ『イマージュ』の路線。

乗り場には警備員がひとり、立っていた。
たまに、不思議そうな顔をして、まぎれこんでしまう男性に、
「ここ、女性専用車両なんですよ!」
といちいち注意していた。注意された男性は、
「あ、どうりで」
と頭をポリポリかきながら、曖昧な表情で移動していく。
人件費もかかっているんだな、スゴイな、と感心。

ドアが空いた。押し合いもなく、おだやかに皆、乗り込んだ。



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