ノベルティは嬉しくない
「いやげものTシャツと呼べるのがノベルティです。なにをどうしても嬉しくない。」
つぎつぎ出てくるうれしくないTシャツ。
昭和記念公園のスタッフTシャツ。ヨウコそ!というカタカナ交じりの言葉もなにを狙ったのかよくわからない。
「国営ですからね。公園のスタッフTシャツ!」
久米さんは少し嬉しそうだ。
ようこそペロペロ隊。
ピンクのピタTで華奢な女の子が着たらかわいいかもしれない。しかしペロペロ隊。
「これは嫌がらせでしかないですね。」
背中のバックプリントもある。
「あとこのやたら大きなプリントのトンガリコーンとか。悲しげなカリエンテとか。うれしくないでしょう。」
カリエンテは新品なのになんでこんなに色あせたように見えるんだろう。スペイン語で「熱い」という意味だそうだ。カリエンテ。このTシャツからはまったく想像できない。
どうやったらかっこよくなるか
「でもノベルティでも色数を抑えてロゴをうまく使えばかっこよくなるんですよ。」
ウーロン茶とか、ポカリスエットとか。
たしかにポカリスエットはいまでもセレクトショップにおいてあってもおかしくない。
「Tシャツの地の色にこだわるとかっこいいのができます」
お、コカコーラのロゴTシャツかと思って取り出すと、
「泡盛ですね」
かっこいい。
「あと、ノベルティでもつぼ八はここまできてますよ」
つぼ八とは思えない。なんとなくポスペっぽいけど、キャラクターのつぼっちがきいている。
突然だがポイント2:ノベルティでもいくところはいっている |
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