将門の首塚
ビルに囲まれた緑のスポット
スーツ姿のサラリーマンだらけの大手町に降り立つ。
平日の昼間にこんな格好でふらつく私たちはいかにもナニでアレだ。
噂どおり将門の首塚はオフィスビルの真っ只中にたたずんでいた。
まず手をあわせ挨拶をしようとしたところ、いきなり傍らにあったカエルの像(?)に超ビビる。
このカエルの像は将門の体が筑波山のそばに葬られていることから、筑波に縁の深いカエルが置かれるようになったらしい。
碑の前には花が手向けられ、非常に整備された印象を受ける。
首塚とは処刑された平将門の首を祀っている場所で、この場所を取り壊そうとするたびに幾多の祟りが巻き起こり、平成の今となっても大切に祀られている。
印象としてはオフィスビル街にたたずむ落ち着いた緑色のスポット。
ここもいやな雰囲気ではない。むしろ整備されていて心地がいいくらいだ。
だんだんと昼間の心霊スポットめぐりに意味があるのかと疑問に思えてくる。
そもそも心霊スポットとはなんなのか?
どうして心霊スポットと呼ばれるようになったのか?
そんなことを考えながら次の目的地、於岩稲荷へと向かう……。
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