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特集


ロマンの木曜日
上海で日本を見つける
街中を急ぐ自転車の群れ

上海に行ってきた。人口約1,600万人、世界最大級の港を誇る中国4大都市の1つだ。そんな活気溢れる大都会の喧噪の中、日本企業の看板を探して歩いた。コンビニエンスストア、ファーストフード、珈琲ショップ……。巡ってみると、それぞれ中国風にアレンジされていた。フランチャイズの新しいあり方がここにある……かも。
すぐに使える中国語講座付き。

(text by 住 正徳


ローソン(羅森)・茂名北路店

ぱっと見、日本のローソンと全く同じ

制服もほとんど一緒

レジ横に避妊具

コンビニエンスストア

まずは日本資本のコンビニエンスストア「ローソン・茂名北路店」を訪れた。
ローソンは中国語表記で「羅森」となり、その漢字が看板に併記されている事以外、日本のローソンと何ら見た目は変わらない。

店内の棚構成もほとんど日本と同じ。
窓側には雑誌の棚があって、奥にはドリンク用の冷蔵庫が壁一面に並んでいる。大きな商品棚が2列、それぞれ日用品、文房具、お菓子、インスタント食品等が整然と陳列されていた。

ただ、何かが違う。
まず有線放送がなく、店内は静か。そして品揃えが微妙に日本と違う。

ドリンクコーナー
おつまみコーナー
文房具コーナー
雑誌コーナー

 

お弁当コーナーはほとんど売り切れていて、残っているお弁当は2種類だけだった
チキンカツカレー丼
日本式冷麺
※日本名は僕が勝手につけています。

チキンカレーが7元(約105円)で、冷麺は4.8元(約72円)。日式という表記はあるが、いずれもどことなく中華料理の面影を残している。

 

レジ近辺の品揃えも要注目で、ガム、フィルム、コンドーム。
ん?コンドーム!?
中国では20年前くらいまで町中でコンドームを無料配付していたと聞く。それが今では無料配付されなくなり、一般売りされている。主に薬局で販売されいている様だが、21世紀を迎えた今、コンビニのレジ横まで進出していた。

 

その他、レジ横には「おでん」のコーナーもある。
まだまだ暑いこの時期に、グツグツとおでんが煮えていた。蒟蒻、つくね、がんもどき、タマゴ……、日本のおでんとほぼ同じ品揃えだが、タマゴは殻をむかずに煮ている。それぞれ1元(約15円)くらいの価格帯だった。



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