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特集


とくべつ企画
 
いまさらタマちゃんを見に行く

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「座ってごらんいただけます」という混み具合
 
写真
イオスデジタルを持ってる人が多かった

ビジュアル系バンドのファンが同じメイクで見にいくようなものかな
  
おにぎりを食べるむこうにアザラシがいる

タマちゃんを見ているひとたち
 
この日のギャラリーは約35名。望遠レンズのついたカメラかビデオカメラを三脚に立てている。かつてのブームのときはほとんどの人が携帯のカメラだったが、ここにいるコアな人たちは装備が違う。

聞こえてきた会話をそのまま書き出すと

「さいタマだからタマちゃんでいいんだよ。」
「かわいいねえ、かわいいねえ」
「家のしごとおわらせてきたの。6時30分にごはん炊けるようにセットしてきた」
「あ、片目がヘンだ。白いし、涙でてる」

そうなのだ。確かに片目が白くなっていたのだ(アサヒコムで報道されてたので驚いた)。どうしたんだろう、どこかにぶつけたんじゃないか、などみな心配そうに話をしていると、

「去年の12月3日もああだったから大丈夫だよ」

といっている人がいた。日付まで覚えている。

「あの時は海水で消毒されて治ったの」

とのことです。

 

サブカルのにおいがしたよ

見学者がみな顔なじみであちこちで挨拶をしていた。タマちゃんをずっと追いかけている人どうしのコミュニティができているようだ。

「あ、XXXさんこんにちは。○○さん、こちら『見守る会』のXXXさん(紹介している)」
「いや、もう見守る会はやめたんだ」
「ああ、見守る会のXXXさんのこと、XXXだってみんな言ってたからねー」

まあ、なんかいろいろあるみたいです。

しかしこの空気は何かに似ている。そうだ、ライブハウスだ。ライブハウスや小劇場の入り口の行列の先頭に並んでいる人たちの雰囲気だ。顔なじみになっていて、同じものがすきという緩やかな連帯感のうえにたつ仲間意識。

テレビやメジャーな舞台から身近なところに活動の中心をうつしたアーティストのファン、というか、そのまんまだとも言える。


タマちゃんお気に入りのボートに通じる桟橋にはドアが設置されていた。有刺鉄線も。

しかしまた電車の鉄橋の近く。タマちゃん電車すきなのか。
 

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