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特集


フェティッシュの日曜日
 
大きな帽子を作ろう

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秘密兵器。アンデミルミル!助けておくれ。

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でこぼこに糸をかけて編んでゆきます

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でっかく作ります。

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手つきがおばさん

秘密兵器を投入

念のため買っておいたアンデミルミルという道具を使ってみることにした。

針を使わずに輪に糸をかけてゆくだけで編み物ができるというのだ。これにかけてみよう。たまたま買った編み物の本に広告が出ていた。「初めての人でも編めます」などのうたい文句のなか、こうも書いてあった。

リハビリにも最適!

毛糸を持って逃げ出してしまう30男にも最適かもしれない。

大きすぎるぐらいでないと安心できない

説明書を見ながら慎重に作業を進める。36目でできあがり寸法が42センチ………。

42センチ?

小さすぎだ。ニットで伸びるにしても僕の頭には入らないだろう。そうだ。自作でも説明書どおりに作ると自分の頭に入らないものを作ってしまうことになる。何時間もかけて作った帽子が入らないなんてオチとしてはいいけど可哀想すぎる。

説明書を無視して大きな枠を作って糸をかけてゆくことにした(アンデミルミルはパーツを入れ替えて大きさを変えることが可能)。

「大きすぎですよ」
「おかしいって」
「腹巻でもつくるんですか」

住さんや先生から言われるが、小さくできない。過去の帽子が入らなかった経験から臆病になっている。自分でも大きすぎだってわかっているけど、怖くて小さくできない。もし入らなかったらと思うと。

 

もう迷わない

アンデミルミルの基本がわかってきた。裏編みという方法で編み柄を作ることもできるようだが、いちばんシンプルな方法でとにかく作ってみることにする。

この時点で11月7日17時。残された時間は少ない。

 

 

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