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エキサイティング火曜日
 
パイ投げエースをねらえ

パイ投げ―定番の罰ゲームである。小さいころ、芸人がテレビでパイを投げつけられるたび羨望の目で見ていた。パイか、いいなあ、と。

が、大人になるにつれ、堤防の小さい亀裂がだんだん大きくなっていくように、1点の疑問が膨らんできた。「あんなクリームだらけのパイなんてあるのか。あれは何でできているんだ。」

その疑問に自分で折り合いをつけるべく、自主練習を行い、パイと向き合うこととした。33歳にして初めてのパイ投げ。負けたくない、自分にだけは―。

(text by 乙幡啓子



パイ4種

そもそものきっかけは、「ライフマスク」を作ったときだ。石膏が盛られていく自分の顔を写真で見たら、まるでそれはパイを投げられた人。

さてパイの材料をインターネットで調べつつ、パイらしく見えるものとして次の4つを選んだ。


材料4種。普通にお菓子を作りたい気もする

・パイ投げキット(東急ハンズにて980円)
・シェービングクリーム
・卵白を泡立てメレンゲに
・生クリーム(スジャータの植物性ので安い)

そう、すでに「パイ投げキット」が売っているのだ。疑問解決してしまった。それでは残りの時間は珍プレー好プレーをお送りします。

というわけにはいかない。そんな、キットに頼っていていいのか。その感触はあの幼い日のあこがれのパイなのか。納得するまで1000本サーブするわよ!

 

ある晴れた日に

パイ投げにある種の興奮を覚える嗜好の存在することは知っている。しかし今回はストイックにパイ投げを追究してみたい。それまでの笑顔は消え、泣き叫ぶ声も届かない、パイ投げの頂上へ。

という覚悟をしつつ、気づいた。「写真は誰が撮るんだ」


ある冬の晴れた一日、青い空の下ひとりパイ投げ(字足らず)

というわけで、ライフマスクにも参加してくれたヒマな友人に応援を頼んだら、2つ返事で引き受けてくれた。やはり誰しも「潜在的パイ投げ愛好」の傾向があるのだ。



 

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