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特集


ちしきの金曜日
 
フランス1万kmまじ聖地への旅

最初の町:乗り換えの駅、ブリウード。
国鉄SNCFのバス。きれい

バスに乗り換える

乗り換え駅を間違えないように緊張してすわっていたが、緊張に耐えられなくなって、1等車の中の唯一の道連れのおじさんに「ブリウードはまだですよね?」と聞くと、「次だね」とあっさり言われる。2等車ズル乗りがばれてるのかもしれない。「ありがとう」と言うとうなずきだけでサヨナラされた。おじいさんが日本軍と戦ったのかもしれない。

バスはあっさりブリウードの駅前に止まっていた。1等車に乗っていた老夫婦はこの町で、誰かにお迎えを受けていた。聖地に行くんじゃないんだ。がっかり。いかにもそれっぽかったのに。「ル・ピュイ・アン・バレー」行きのバスに乗っているのは、ほとんど「帰省」って感じの若者やちょっと実家へ、って感じの元地元民ばっかりみたいだった。観光客っぽいのは私だけ。っつーか、なぜ私がここにいるのかが不思議。みんなもそう思ってたと思う。

運転手さん。正面から撮る勇気がなく、盗撮
モデルみたいな美人。どこに行くのか?これも盗撮

 

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