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特集


ロマンの木曜日
 
日本で一番小さい村

大嵐駅から村の中心部を目指す

飯田線の到着時間に合わせ無料の村営バスが駅で待っていて、村の中心部まで送ってくれる。富山村のホームページにはそう載っていたが、それらしきバスが見当たらない。

中心部まで約1キロ。
降りしきる雨の中、仕方なく歩くことにした。


駅を出るとすぐに大きな吊り橋があり、この橋の向こう側が富山村になる。大嵐駅は静岡県水窪町で、まだ富山村ではない。 橋を渡り村に入るとすぐ、「交通死亡事故ゼロ9500日達成」という看板が立っている。約26年間交通事故がないらしいが、村の中心部に着くまで車を1台も見なかった。

とにかく交通安全を願う看板が多い。交通死亡事故ゼロの記録はまだまだ続きそうだ。

右手に山肌、左手に天竜川というロケーションの中、歩道のない道をトボトボと歩く。まだ誰にも会っていない。
15分程歩き村の中心部が近くなって来た頃、1軒目の民家を発見。部屋の電気はついているが、やはり人の姿は見当たらない。


初めて車とすれ違った。
よかった……。人、いるよ。



これまでに見かけた人の数=1人


 

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