無闇に使ってみる
左は「リッドリフター」。ダイナミックにねじられた持ち手部分が豪快だ。重量感あふれる見た目通り、ずっしり重い。多分これで金庫を破壊したらニュースでは「バールのようなもので」破壊したと言われるんだろう。たまらんですな。
実体はアウトドア用調理なべ、ダッチオーブンの蓋をてこの原理を利用して持ち上げる蓋開け器だ。言われなけりゃあ一生何に使うかわからないよ。孫の手にするにも重すぎる。
用途がピンポイントになればなるほど、その実体が何なのか分からなくなっていく。造形の意味不明さは用途の幅の狭さに比例する。
まあ、そんなことはともかく、リッドリフターを使って早速私もダッチオーブンの蓋を開けてみよう! あ、しまった。ダッチオーブンを持ってない。仕方がないので、家のフライパンの蓋を開けてみた。
わーい! フライパンの蓋が楽々開いたぞ! 無邪気に盛り上がってみる。が、せっかくダッチオーブンの蓋を開けるためだけに生まれてきたのに、これじゃあせっかくのリッドリフターが気の毒だ。俄然ダッチオーブン本体が欲しくなってきた。
ダッチオーブンが先か、蓋開け器が先か。卵と鶏みたいだ。いや、この場合、明らかにダッチオーブンだろう。
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