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エキサイティング火曜日
 
建築模型を作る〜思い出の家編

とうとうあのころの生活が手のひらの上に

ちょっと泣いてしまいそうだ。私の17歳まで過ごした家です(家のプリンタの関係で、多色刷りでなくなってしまったが)


1階と2階を重ねたところ。ちなみに手前の壁は隣と棟続きである。 2階。向こうの部屋に父が、手前に他3人が寝ていた。

これが謎の2階の流し台。昔ここは医者用の宿舎で、2階にも別の人が住めるようにしていたからとか。 謎のつっかいぼう(突っかえ棒)。セコムもびっくり。いい時代である。

この居間で家庭訪問の先生を迎えたときを思い出した。 これが当時の様子。私の後ろの学習机、全く使わなかった。引出しをカラにしておいて、いつドラえもんがきてもいいように準備していた。

トイレ前の廊下で、ギリギリのところでおもらしした小5の夏。 当時。よくテレビに登っては、テレビごと倒れて下敷きになっていた。死なないものだ。

ペンキ絵のあった風呂場。なぜか居間から直接入れる。 当時。また父である。



私んち。今はもう取り壊され、駐車場になっている。

作っているうちに、自分でも全く忘れていたディテールがどんどん頭にあふれてきたのが、気持ちいい発見だった。これでもう変に夢に出てきても惑わされない。

もう一度、狂いの生じているところを完全に直して制作してみよう。本にもあるとおり、「立体にすると図面では気づかなかった意外な欠点がわかる」ので、自分がもし家を建てたり店を持ったりしたいときにも助けになると思う。

もし将来あなたがえらい人になって、「○○○○の生家(模型より復元)」を残すときにも役に立つだろう。


 

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