8号線を東に戻りながら、3軒の中古車屋で車を見る事が出来た。
どのお店もロシア語で書かれた看板を掲げていて、事務所はプレハブ造りになっている。プレハブの中には大抵パキスタン人がいて、お客さんが来るのを待っている。富山の中古車屋のほとんどはパキスタン人が経営しているのだ。
最初、敷地内に入るのをためらい、入り口のあたりでウロウロしてしまう。
そんな僕たちを横目に、ロシア人たちが次々とやって来てはお店に入っていく。
車で乗りつける人、自転車で乗りつける人。ほとんどの人が雨ガッパを着込み、せわしなく敷地内を歩きまわり車を物色するが、めぼしい商品がないと、すぐに次の店に移動してしまう。
逆に欲しい車が見つかった人たちは、お店の人とじっくりと商談していて帰る気配がない。価格面でのせめぎ合いなのだろう、みんな真剣だった。
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