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特集


はっけんの水曜日
 
おんなのワンカップ研究


ワンカップ大関ミニ

原材料、米、米麹、醸造アルコール、糖類、酸味料。100ml。アルコール分14度以上15度未満。大関製。

「これはですね、ローソンで売っておりました。普通のワンカップ大関なんですけど、瓶が、ちいさーい! かわいい!」
「100mlしか入ってないですね」
「味もまあワンカップ大関なんですけど、飲みやすいお酒ですよね」
「これ、どういうシチェーションで飲む人が多いのかなあ」
「やさぐれた営業のサラリーマンとかが、昼間にスキをみて公園で飲んでたら、かなり悲しいですけれども……」
「OLさんとかが、ちょっといいことがあった時に、帰宅途中のコンビニで買って、公園や、家のベランダで、星を見ながら飲んでほしいですね」
「星かー」
「星ですよ!」



白鶴 純米 すっきり淡麗

原材料、米こうじ。120ml。アルコール分13度以上14度未満。精米歩合70%。白鶴酒造製。

「これもローソンで購入。おなじみ白鶴のミニグラスです」
「おしゃれな瓶なんですね。これも女性が買いやすいかなー」
「『電子レンジでお燗をする場合は40秒以内の加熱時間でお願いします』って書いてありますね」
「あ、ワンカップってレンジでお燗出来るんですね。知らなかった」
「ちなみに、ローソンには大関や白鶴のほかにも、ビッグマンや大五郎のワンカップ、売ってましたよ」
「……うーむ、それは女のワンカップじゃないですねえ」
「私は大五郎というと、学生時代のサークルで飲んだ安酒、青春の味なんですけどね」
「たまに青春を思い出して飲むのもいいかもしんないですけどね」


会津 ほまれ 松茸酒

原材料、清酒、松茸。180ml。アルコール度数15度以上16度未満。エキス分2度以上21度未満。福島県喜多方市ほまれ酒造製。298円。

「ふふふ、松茸酒ですよ!」
「うわー」
「これはですね、新宿職安通りのドンキホーテで売ってたんですけど、私が買った時点で、最後の1びんでしたよ」
「レアものですね」
「というか、やっぱりドンキとかでワンカップ買うシチュエーションって、遠出する前の仕込みみたいな買い物なのかなーと思うんですけどね。
その時に『あ、面白〜い、買っちゃおうー』みたいな感じになるのかなーと」
「……でもそれは、おんなのワンカップとして、どうでしょうね? お花見とかで、ひとりで松茸酒すすってる女は、ひかれませんかね?」
「イヤ、別に遠出する時じゃなくても、ひとりでこっそり買って、ウフフって面白がるのもいいかなあ、と思いますけどね」
「ドンキでくだらない雑貨買うのと同じ感覚で、ですね」
「問題の味ですが……これが、松茸の匂い、ぜんぜんしないですね」
「しないですね」
「この松茸のカケラも、何の味もしないですね」
「まあ、面白そうで良かった、ということで」


果実入りアセロラドリンク

清涼飲料水、アセロラ果実、アセロラ果実漬け醸造酢、ぶどう糖果糖液糖、ハチミチツ、酸味料、香料、着色料(野菜色素、紅花)アセローラフレッシュA製。315円。

「これはアルコール入ってないんですけど……新宿マイシティ地下の、沖縄食品ショップで買いました。アセロラドリンクですね」
「トロピカル! っていうかアセロラって、こんな実の形、してたんですね、知らなかった」
「やっぱり実を入れるとなると、普通のビンじゃだめなんでしょうね。取りだせないから」
「あ、そうか」
「瓶の下部のダイヤ模様も、とってもかわいいです。あとこの沖縄ショップでは、前に『みき』っていう、沖縄独特のドリンクのワンカップも売ってたんですけどね」
「なんすか、それ」
「どろっとした、ウイロウみたいな味の飲み物なんですけど。あのドロドロ加減だと、やっぱりビンよりもワンカップが適してるんだろうなあ、と」
「実、もしくはドロドロさが、ノンアルコール系ワンカップの条件なんですかねえ」


 

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