デイリーポータルZロゴ
このサイトについて

特集


ロマンの木曜日
 
雨後のたけのこ生中継

矢嶋農園さん。右手が竹林
矢嶋さん。「私のおじいちゃんの代からこの竹林はあるよ」
写真3:こないだまではたけのこだった
元気のいいやつを探す
このたけのこを見守る

1.事前調査の様子

今回のリアルタイム更新の舞台は横浜市緑区にある矢嶋農園さん。春はたけのこ掘り、秋は栗拾いが楽しめる観光農園だ。
今年のたけのこ掘りは4月末で終了しているので、竹林には急成長中のたけのこが沢山生えているとの事。
今日のリアルタイム更新に備え、事前にお邪魔していかにも急成長しそうなたけのこを探す事にした。


矢嶋さんの案内で早速竹林に入る。
節目が白くなっている竹が今年のものです
と紹介された竹はグィーンと空に向かって伸びていて、他の親竹と同じくらいの高さになっている(写真3)。
住「これがこないだまでたけのこだったんですか?」
矢嶋さん「そうですね。あっという間にこんなです」
2人で竹を見上げる。

節目が白い以外にも、周りに皮が付いていればそれも今年の竹らしい。
竹林を歩いている間、何回か上から皮が落ちてきて、皮が落ちてきたって事は今まさに伸びたんじゃないですかね?
と、興奮して矢嶋さんに聞いてみたが、それはどうでしょうか、と軽くあしらわれてしまった。

矢嶋さん「この皮で肉を包んだり、お弁当を包んだり、草履にしたり。昔は色々と使われていたんですよ」
矢嶋さんが子供の頃には、梅干しを竹の皮で包んで隙間からチュウチュウ吸っておやつにしていたという。
矢嶋さん「この皮を集めて売っている人までいましたから」

皮だけでなく、竹自体も最近ではあまり使われなくなっている。以前は、ザルやカゴに使われ、枝の部分でさえもホウキになった。
矢嶋さん「最近は全部プラスティックですから」
住「淋しいですね」
矢嶋さん「でも、プラスティックの方がカビなくていいでしょ」
住「……」

緩やかな斜面を登り、竹林の頂上付近まで来た。

「これなんか、元気が良さそうだ」
矢嶋さんがイキのイイたけのこを探してくれた。頭の部分が黄色いたけのこは元気がいい。
「じゃあ、これにしましょう」
目印の旗を立て、竹林を下った。

それじゃあ木曜日にまたお邪魔します。
天気予報では火曜日、水曜日と雨の確立が高い。雨後のたけのこパワーを期待して、矢嶋農園さんを後にした。

矢嶋農園
ホームページ

 


 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.