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特集


フェティッシュの日曜日
 

ダムめぐり

♪ダムめぐりのー バスはー 走るー

ダムっていいよね。

山奥にあらわれる唐突さ、まわりの自然との対比、むやみな大きさ。非日常性を感じさせるものなのに、飲料水や発電という日常の役割を持っている。

今回はダム愛好サイト「ダムサイト」が主宰するダムツアーに参加してその魅力を堪能してきました。(text by 林 雄司

ダムサイトURL :https://damsite.m78.com/


バスにも「ダムツアー」様と書かれてます

ダムサイト管理人 岸利透さん

バス内ではダムについての解説が行われました

ダムツアーレジュメ。勉強になります。

ダムのためにバス1台チャーターだ

今回のツアーを企画したのは、ダムサイトの管理人の岸利透さん。ホームページ上で参加者を募り、定員27人が満員となった。そのうち半分は募集開始から3日ほどで埋まったというからすごい。ダム愛好家は確実に存在するのだ。

バスは新宿を出発し、1日で群馬県の3ヶ所のダムをまわって夜に新宿に戻ってくる。

バスのなかでは岸利さん手作りのダムツアーのレジュメが配られた。

「きのうの夜、作ってたら面白くなってしまって長くなってしまいました」

との言葉通りの力作。ダムの分類やダムの設備についてわかりやすくまとめられている。

・正統派異端系、中空重力式コンクリートダム
・「気は優しくて力持ち」なゾーン型ロックフィルダム
・プロの目も欺く擬態能力を有するアースダム一族

など、いちいちダムのタイプにキャッチコピーをつけているところにダムに対する愛を感じる。岸利さん、真顔で面白いことを言うタイプの人である。

 

「気づくとダムに行っていた」

最初のダムに到着するまで、岸利さんに聞いてみた。

−なんでダムなんですか?
「単純にかっこいいからですね。逆になんでダムの人気がないんだろう?って思います」

−きっかけは?
「車の免許を取って、気づくとダムに行っていたんですよね…。」

−ひとりで?
「最初は友達がいたんですが、じょじょにひとりになりました。」

あああ。よくわかります。岸利さんはツアー参加者とダム談義をしたあと、「ダムの話ができる日が来るとは…」とつぶやいたのが感慨深げだった。

さあ、次ページからダムの魅力に迫ります。

 

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