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特集


エキサイティング火曜日
 
犬の障害物競走

ライバルを追う目。でもなんとなく穏やかな雰囲気。
もう大変。撮ったらもう動いていた。
「ハッハッ、楽しかったね、楽しかったね」

ルールは厳しい

ここで審査方法だが、全ての障害物を正確に、そして速くクリアすることである。減点とは、

・標準タイムより1秒超過につき1点減点
・障害物を失敗、または拒絶で5点減点

そして、3回拒絶で失格だ。しかも、順番を間違えて障害をクリアしたり、チューブに入る方向を間違えただけでも即失格という、厳しいものなのだ。

現に、出走直後に犬があらぬ方向に行って他の障害を飛んでしまい、即失格というのを何回も見た。そうでなくとも、ミスなしで完走は至難の業のようだった。

失格で帰ってきた人のなかには、「待たないからできないんでしょ!」と犬を叱りつけ、手綱を地面に叩きつけていた人もいた。

基本はスポーツ

「上位にいく人はどこが違うんですかねー」
さっきインタビューした人に聞いてみた。
「訓練やしつけもそうだけど、信頼感が大切だね」

そう、クリアできたペアの、犬が主人を見つめる目は信頼感であふれているようだった。

また、上手い人の手には見えない手綱があるように見える。犬と人の動きが合っていて無駄がない。よほど鍛えないと、体で覚えこまないとそうはならない。

ああ、他のスポーツやダンスと、基本は似ているところがあるんだな、と実感した。

ダブルハードルはなかなか越えられるものではなく、越えるとギャラリーからどよめきが起こる。
叱られている犬が飼い主の目をそらしているのが、遠くからでもわかる。

 

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