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特集


ロマンの木曜日
 
猫舌と向き合う

大越聡一郎院長
歯科衛生士の伊東さん
ちなみに私は猫舌ではありません

医学的にはどうなんだ?

西麻布デンタルクリニック(東京・港区)の大越院長は少し困っていた。

--猫舌について知りたいのですが?
院長「猫舌は病気じゃないので、医学的にはあまり研究されていません。例えば舌炎とか、舌癌とかそういった病気だったら私たち口腔外科で診ますが、猫舌となると……」

--原因とか対策とか、何か医学的に立証されている事があれば……
院長「うーん、難しいですね」

大越院長は考えこんでしまった。開業してから16年、猫舌の相談を受けたのはこれが初めてだとおっしゃっている。

院長「気温の感じ方も人によって随分違いますよね。それと同様に、熱い食べ物に強い人と弱い人がいるのは確かだと思います。私はとても寒がりなので、家ではいつもエアコンの温度設定で妻ともめています」
(あっ、僕もエアコンの設定温度に関して、他人とうまくやれる自信がありません)

--つまり猫舌は体質だ、という事でしょうか?
院長「そうですね。食べ物の嗜好とも近いものを感じます」

--そうなると、治すのは難しいでしょうか?
院長「アレルギーは別として、嫌いな食べ物を好きになる薬はありませんよね。だから、猫舌を治療する事は難しいと思います。でも、食べ物の嗜好は年令によって変わったりするし、もしかしたら猫舌も年令と共に変わるかもしれませんよ」

--少し希望が見えてきました
院長「いや、あくまでも私の個人的な見解なのであまり期待しない方がいいですけど。とにかく今は猫舌とうまく付き合っていくしかないと思います」

歯科衛生士の伊東さんにも、途中からお話しに加わっていただいた。

伊東さん「ちょっと調べてみたんですけど、某大学病院の先生が猫舌について見解を述べている本があって、熱いものに徐々に慣れていく事で少しは改善されるって書いてありますね」

院長「舌は筋肉の一種で、再生能力が高いんです。なので傷の治りも早い。そう思えば多少の火傷覚悟で熱いものに挑戦していく、という方法もあるかもしれませんよ」

うすうすそんな気がしていた。やはり荒治療しかないのか?

西麻布デンタルクリニック

 


 

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