「今回、アンケートを取って猫舌の人たちから対策を聞いたんですけど、ふうふうする、が一番多かったですね」
「やっぱり、ふうふうですか」
「後は、氷を入れる、水を必ず手元に置いて食べる、といった工夫系も結構いました」
「それは猫舌から目を背けてる感じがします」
「もっと背けて、熱いものは食べないって人もいました」
「そこまでいくと、ある意味負けてないですね」
「あっ、豆腐もういいみたいですよ」
Hさん、豆腐を食べる。
「やっぱり水分の多いものは鬼門ですね」
「そうそう、中からジュワ−って」
「そんな所に隠れてたのか!って感じですね」
「ちょっとしたトロイの木馬ですよね」
「こんにゃく、もう煮えたんじゃないでしょうか?」
Sさん、こんにゃくを食べる。
「なんだか地獄谷みたいになってますね」
「唐辛子のカプサイシンが美容にいいって言ってましたけど、美容よりも安全を優先したいですね」
「Sさん、体が小刻みに震えてますよ」
「だって、これ、熱い上に辛いじゃないですか!もう、どこにも逃げられないって感じで……。白菜どうぞ」
Kさん、白菜を食べる。
「私はぜんぜん大丈夫でひよ」
「でひよ、って全然大丈夫じゃない」
※今回、猫舌克服という事でオタマで直接食べていますが、本来火鍋はそういう食べ方はしません。しゃぶしゃぶの様に、手元のごまだれやポン酢につけて、おいしく楽しく食べる食べ物です。
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