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特集


ちしきの金曜日
 
立入禁止にたたずんで

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丁寧語だが立ち入りはきっぱりと禁止

◆柵越しの立入禁止

 ただ禁止されるだけでも魅力的な立入禁止だが、さらに柵で囲んであったりすると余計に心乱される。完全に見えない状態になっているのではなく、隙間から垣間見えるようになっていればなおさらだ。立入禁止におけるチラリズムである。

 上の写真、確かに係員でないことは認める。それはわかっているのだが、なんとかならないものだろうか。

 手の届かなさに拍車がかかる柵越しの立入禁止場所。ないものねだりとわかっているのだが、立入禁止に憧れる気持ちがたかぶってくるのは自分ではどうすることもできない。


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不審者感まる出し

●一生のお願いと言ってもいい

 柵にしがみついてみても、確実にある壁の存在が余計にあらわになるばかり。じたばたしたところでどうにかなることではない。
 「ご用の方は下記へご連絡願います」などと親切に書いてくれてはいるが、別にご用なんてありはしない。用はないけど入りたい。目的もなくむやみやたらと入ってみたいのが立入禁止なのだ。お前だってそんなことわかってるだろう!と語気も自然と荒くなる。

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 隙間からのぞいて見た中の様子。どういう目的なのかはわからないが、電気ビリビリな感じは否が応でも伝わってくる。
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 見ている私が柵の中にいるかのようにも見える不思議な一枚。それは決して錯覚なのではなく、このときの心象風景を表しているのだろう。
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 これもまた柵に覆われた立入禁止。鮮やかなブルー系の柵と錆びかけた白い看板とのコントラストが無駄にさわやかな例。
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 この表示の特徴はその大きさにある。これだけ堂々としていると、うっかり見逃して入ってしまったという言い訳も通用しづらい。

●文部科学省も太鼓判の立入禁止

 文部科学省名の国家的スケールで訴える立入禁止。関係者は入っていいようだが、自分を振り返ってみたところでどう考えても関係がない。今まで考えたことなどなかったが、改めて自分は文部科学省と関係のない人間だと思う。
 確かに関係のない奴に入ってこられても困るというのはわかる。しかし、そこに入りたいという気持ちと、その者がその場所に関係があるかないかは関係はないのも事実だ。

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考えるほどに関係者ではない自分

 

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