京都
新大阪から京都まではたったの15分。車内販売でコーヒーでも、と思っていたが車内販売の人はやって来なかった。
京都駅のホーム、「エスカレーターはこの先にあります」という表示に従い、エスカレーターを探す。ホームを小走りで抜けるが、次の電車までは40分もある。 ゆっくりでいいのだ。 この日は朝から蒸し暑く、すでに汗ばんでいた。
米原
米原駅では結構な人数が下車した。登りのエスカレーターに乗る人たちは、1人を除いてみんな右側に立っていた。
トイレを探すがホームにはなく、駅員さんにお願いして改札を一旦出た。 黙って改札を出てしまうと、もう一度特急券を購入しないといけない。この調査では、基本的には改札を出る事は出来ないのだ。
用を済ましホームに戻ると冷房のきいた待合室があって、おばちゃん6人組が主に病気の話で盛り上がっていた。電車が来る頃には理想の葬式について意見を交わしていて、こっちもすっかり暗い気分になってしまった。
岐阜羽島
4駅目の岐阜羽島に向かう間、急に睡魔がおそってきた。しかし、ここでも移動時間は15分程度。うっかり寝てしまい目が覚めたら東京だった、では済まされない。
背もたれを直角に戻し、なるべくリラックスしないように心掛ける。
ここに来て右側と左側が混沌としてきた。
岐阜羽島が右側と左側の境界線なのだろうか? この時点ではハッキリとしないが、おばちゃんたちの服そうが派手な事だけは、ハッキリとしている。