いきなり脱線 大正区側に着くなりお茶をうぐうぐと飲む。とにかく暑い。暑いのは夏だから当たり前なのだが、暑い。しかし、暑いと書くだけでは伝わらないので温度計を買いに行く。100円ショップダイソーで購入。なぜかドイツ製であることを全面に押し出した商品である。
第二航路「千歳渡船」(ちとせとせん)
渡船場を探すのにちょっと迷ったが無事発見。時刻表をチェックしてベンチに座っていると、程なくして中学生男子の二人組が自転車でやってきた。聞いているわけではないが、自然とその男子二人の会話が耳に入ってくる。「彼女に結婚しようって言うてんやんかー。」「ほいで?」「もうちょっと考えさして。って言われてん。」とのこと。おいおい、君たち、ゲームボーイをぴこぴこやりながら交わす会話かね?ここの乗船時間は1分30秒くらい。
第三航路「船町渡船」(ふなまちとせん)
ここも見つけるのになんぎした。そして渡船場に着いてびっくり。対岸が目の前なのだ。ブブカ選手なら飛び越えられることまちがいなし!と思い備え付けのパンフレットを見たら、75メートルもあるらしい。飛べませんね、こりゃ。すみません。ちなみにそのパンフによると、昭和30年代には対岸まで船を連ね、その上に板を敷き、人や自転車が通行していたらしい。鮫の背中をピョンピョン跳んで本土にやってこようとしたいなばの白うさぎの話を思い出す。昭和は遠くなりにけり。
第四航路「木津川渡船」(きづがわとせん)
この渡船場に着いて時刻表をみて唖然とした。昼間は45分に1便。次の船まで30分以上ある。とりあえず写真を撮るとヒマなので温度を測ってみることにした。結果、日なた45度、日かげ34度。知りたくなかった…。私はもう半分溶けてしまったお茶を飲み、ボトルを頬と額に当ててぼーっと船を待った。