デイリーポータルZロゴ
このサイトについて

特集


ちしきの金曜日
 
大阪・高松・神戸 うどん三都物語

そして神戸うどん



私のイメージでは神戸のうどんは「ぼっかけうどん」。牛すじ、こんにゃくなんかを甘辛く炊いたのが「ぼっかけ」でそれを乗せたら「ぼっかけうどん」らしい。発祥の地は神戸市長田区。駅で言うと新長田駅のようだった。

駅を南口から出てみる。夕暮れ時、そんなに簡単にうどん屋が見つかるだろうか、とちょっと心配になったがすぐにうどん屋があり、ぼっかけうどん発見。

薄い色のおだしにうどん、上にはふわふわにまとまったかき卵、すじの甘辛く煮込んだもの(これがぼっかけ)、ねぎと黒胡椒が振ってある。 うどんに黒胡椒ってどうなん?と思いつつ、口に運ぶとうまかった。今まで知っているうどんの味ではないけれど。まさしく未知のうどんの味だ。うどんの可能性を感じずにはいられない。ぼっかけうどん550円。



うどんのまわり・神戸編

ざわざわ感が四国にはなかったものの一つ。


こっちは行儀良いぼっかけうどん近影

 


対する大阪うどんは?


翌日、近所の「あきんど寿司」へ足を運んだ。何故寿司屋?と思われるかもしれないが、ここのうどんは平日105円(税込)なんである。迷わずゴー。 で、これが105円大阪うどん。




具は天かす、ねぎ、かまぼこの超うすぎり2枚。おだしを口に含むとほっとする。うどんを口に運ぶと、もひとつほっとした。一番知っている味だから。讃岐うどんはコシで勝負だが、大阪うどんは赤ちゃんやお年寄りでも食べられる「腰抜けうどん」がコンセプトらしい。なるほど。こんな腰抜けなら大歓迎だ。


うどんは腰抜けでも看板は力強い




まとめ

所変われば品変わる。まさにそう感じた今回の「うどん三都物語」。どれもそれぞれの個性がしっかりあって、美味しかった。こんな旅を数千円で実現させてくれる青春18きっぷは偉大だなぁ。

お小遣い帳
おろしぶっかけうどん 270円
天ぷら2種 140円
発泡酒 153円
フェリー切符 390円
フェリーうどん 320円
ガリガリ君コーラ味 63円
ぼっかけうどん 550円
大阪うどん 105円
青春18きっぷ1回分(11500円÷5) 2300円
合計 4291円

 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.