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特集


ひらめきの月曜日
 
都心環状線の下、歩いて一周


いきなりのこの豪雨

日本橋の上からのながめ

わー!くるまー!くるまー!

見下ろした景色

日本橋で雨やどり

実はこの日、大型で強い台風18号が九州に上陸していた。東京には影響ないという予報だったのに、日本橋にたどりつくといきなり雨が。

いやもう、たたきつけるようだ。風も強くて傘がさせない。あわてて日本橋の上へ。そう、日本橋は高速道路がその上を走っているので雨宿りができるのだ。何と画期的な。

道路のせいで景観が良くなくなったといわれているが、思わぬ利点発見ですよ。環状線を愛でながら歩いているせいですっかり高速道路びいきになっている。

結局この後、ゴールまで雨は降ったりやんだりを続けた。折り畳み傘を持っていたのだが畳むとまた降り始めるという絶妙さ。もう、そうゆう何とかの法則みたいのはいいから。

とにかく、雨にふられる度に気を取り直して進む。

見下ろして大喜び

皇居と隣り合わせになっている北の丸公園では、わさわさ緑が茂っている間を平然と道路が走っていた。

公園にある橋の上からは、都心環状線を真下に見ることができた。今までに見上げていた道路が下に! それが珍しいことなのかどうか判断も付かないまま夢中で見下ろしていた。わーい、くるまー、くるまー。

もう中2も小5も通り越して幼稚園児のようだ。あぶないから、乗り出すのはやめなさい。

雨が降り出してからと言うものの、逃げるように歩いてきたのでほとんど休憩していない。疲れでかなりハイになっていたのかもしれない。

当日のメモを見るとこんなまっとうなことも一応書いてあった。

「皇居付近はさすがに緑が多い。都心環状線はビルの景色とワンセットだと思っていたけど、緑とのコラボレーションもありだ」

どっちみち高速道路に夢中みたいです。

東京都現代美術館の手前では石垣につっこむ都心環状線の勇姿にまた大喜び

 
 
高架の作りも場所によって全然違うことが分かってきた。赤坂付近は松本零士風

そしてまた町なかへ

東京タワーからはじまって今までに、汐留、銀座、日本橋、兜町、大手町、皇居、国会議事堂、霞ヶ関を通過し赤坂へやってきた。これ、東京見物ハイキングとして完璧なコースどりなんではないか。

昼間は渋滞が多い首都高。夜になると走り屋のみなさんがタイムを競うというのがその裏の顔だとよく言うが、第3の顔は東京見物ハイキングコースだった。

谷町ジャンクション、ここ一番の都会ぶり

 

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