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特集


フェティッシュの火曜日
 
本場の木彫りの熊を買う
ここに木彫りの熊があるらしい。パン?

おみやげ屋 発見

おみやげ屋と聞いてたが店構えはどう見てもコンビニ。ネオンサインの「パン」の文字が気になる。パン?

店内もコンビニ風。でも木彫りの熊があった。やっと売ってた。発祥の地に来たのに、やっと売ってたってへんだけど。

大きいのから小さいのまで。
小さい熊だと思ったら、下の段は「カバノアナダケ」というきのこだった。
作者によってまったく作風が違う
これは1本の木からできている

コンビニもかねているので、
いろんなものが売ってます。後ろはゴミ袋


木彫りの熊の現在

店員のおばさんと少し話をした。たくさんの木彫りの熊を作る職人がいたのだが、後継者もなく、数が少なくなってしまった、とのこと。

「この先にひとりいるんだけど、年とっちゃって、昔作ったのとぜんぜん違うのよねー」

だそうだ。実際は「年をとっちゃって」じゃなくてもっとどぎつい表現を使っていたのだが、やんわりした言葉に置き換えました。ご想像ください。

店にはすでに亡くなった職人の作品も売られていた。本場の木彫りの熊は職人によってタッチも表情もまったく違っていた。空港で売っているのが均一化されているのと対照的。スーパーで売ってるキュウリはまっすぐだけど、農家でとれるのは曲がってる、みたいな話だ。

 



本場の木彫りの熊だ。3000円。

半日歩き回って本場の木彫りの熊を買うことができた。台になる木はおまけでつけてくれた。お店のおばさんは木彫りの熊の話をするのが嬉しそうだった。

この地域では熊のことを「おやじ」「山おやじ」と呼ぶらしい。おやじ呼ばわりである、熊。ずいぶん好かれている。

他の害を加える生き物、たとえば、毛虫なんかはたいした害を加えないのにえらい嫌われようである。おなじ毛が生えている生き物なのに。でも、木彫りの毛虫とかあっても買わねえよな、と思った。

うちに飾るのでプレゼントしません

 

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