力士に学べ、体重増加術
ただ闇雲にたくさん食べる。
という方法だと確実にお腹をこわしそうなので、力士たちの食生活に習おうと思う。体重が重いほど有利とされている力士にとって、「太る事」はある意味トレーニングの一貫といっても過言ではない。きっとうまく太るノウハウがあるはずだ。
「臨床スポーツ医学(文光堂刊)」という雑誌に「大相撲力士の食習慣と今後の課題(橋本玲子)」というレポートが載っていた。そこには、
相撲の世界では昔から朝食抜きで稽古をし、昼食をたっぷり摂って昼寝をすることで、効率良く体重を増やしてきた。(本文より抜粋)
とある。朝食を抜く事と、食っちゃ寝食っちゃ寝、が基本らしい。レポートでは更に詳細な力士の1日も紹介していて参考になる。
〜力士の1日〜
5時:起床。朝稽古→11時:軽い水分補給。お風呂(番付順)→12時:朝昼兼用のちゃんこ鍋→昼寝→自由時間→18時:ちゃんこ鍋→自由時間→23時:門限
1日2回の食事は、基本的にちゃんこ鍋のみだが、果たして本当にそれだけなのか?
力士たちは間食をしないのか? 同レポートには、現役力士を対象にした食生活に関するアンケートも載っていて、間食についても尋ねている。
「昼食と夕食の間に何か食べたり、飲んだりしますか?」
結果、過半数の力士たちが「間食をする」と答えている。では、何を食べるのか?
回答数の多かった間食は以下。
ファーストフード:ハンバーガー、ミルク
コンビニ:おにぎり、菓子パン、から揚げ
テイクアウト弁当:鶏のから揚げ弁当
このような「力士の1日」、「間食に関するアンケート結果」を踏まえ、1日で効率良く太る為のタイムテーブルを設定してみた。
効率良く太るタイムテーブル
7時:起床。体重測定→朝稽古の代わりに満員電車で通勤→12時:高カロリーな食事→昼寝→16時:間食(ハンバーガー、ミルク)→自由時間→18時:ちゃんこ鍋。ビールなどのアルコール→21時:体重測定
お昼から夕方までの間、間食を含め3回も食事を摂らないといけない。胃腸にとって、かなりハードな1日になる事が予想できるが、やるしかない。
で、即実行。
7時に起床し、朝イチの体重を測定した。両手両足測定方式の体重計にはじき出された数値は……、
体重60.2キロ、体脂肪率16.5%、基礎代謝1469kcal、BMI21.7、内蔵脂肪レベル6。
この数値が夜までにどこまで増えるのか?
朝稽古代わりの満員電車に揺られ、いざ出動です。
どすこい、どすこい。
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