●日本文化の流入事情
大塚: ……平井? ですかね、これ。 林: いや、平井じゃなくて、ビルマの竪琴っぽいかなと。 大塚: あー、竪琴の「たて」かー。 林: フォントのよれよれぐあいとかも。中井貴一が見えてきます。 大塚: ベトナムには「ドラえもん」という日本料理屋もありますよ。カレーがうまいらしいです。
大塚:日本のアニメ絵と、日本のブランドのパクリのシャツは、見たらやっぱり中国製でした。ベトナム製ではないんですよねー。 林: 左のTシャツは絵は日本の絵だけど、配置はアメリカっぽくないですか? 大塚:英語版の日本マンガを使って、デザインしたのかもしんないですね。 林:わけわからん。
●コープでおかいもの
大塚:で、これ生協です。 林: まあまったく生協らしくないですね。 大塚: 外国人にも親切だったので、ノリとしては日本の高級スーパーというか、キノクニヤみたいな感じなのかなと思いました。 林: なんか球場の外壁っぽいですよね。
大塚: これ、チュングエンっていう、日本でいうとスタバみたいなチェーンの豆なんですけど、ひと袋100円くらいでした。おみやげに最適。 身内にあげて、味の感想をくれと言っておいたんですが、何も返事がこないので、心配しています。 林: ベトナムってコーヒーで有名だし、そんなはずれなことはないのでは? 問題なのは、このミニーとドナルドの皿じゃないですか?
大塚: これ、ベトナムにいる時は、目がベトナムに慣れているので、平気だったんですけど……持ち帰って、寝て起きてから見たら、変でした。 林:ミッキーというより、たぬきっぽいですよね。
大塚:このプラスチック皿も、派手でしょう。ベトナムの屋台なんかでは、こういう皿がよく使われてました。 林: 派手というか、きれいですね。色がはみ出してない。
大塚: スプーンの内側に絵が描いてあるのも、変で、買ってきてしまいました。 林: なかなか書かないですよね。ここには。
大塚: 赤い花の茶碗は、よく見たら中国製でした。いま使ってますけど。中国人が、ベトナム人向きに作ったデザインの柄だと思います。たぶん。 林:これは普通にいいですよね「あら素敵じゃなーい」って感じですよ。
大塚: あ、あと緑の米。 林:なんだこれは?
大塚:ベトナムの地方の名物らしいんですが、調理法がわからなくて……。普通にたいていいのかなあ。まあ、追ってコネタでレポートいたします。
大塚:これ、ニャウって何なんですかね? 分からないまま買ったんですけど。 林: ニャウ茶は、音の響きだけで僕は満足です。お茶でもいかがかニャ?って感じですね。 大塚: んー。でも、せっかく説明が日本語で描いてあるのに、わからないっていうのは……無駄ですよね。 林: 「ニャウの実」って言われてもニャー。
大塚:あと、コープの広告もらってきたんですけど。
林:すごろくかと思いました。なんかゲーム盤っぽい。 大塚: うーん、やっぱり、ベトナムの印刷技術はまだまだなんですよね。 CDジャケットとか大きなホテルのパンフレットとか、きれいな印刷のものは、台湾あたり外注してるらしいです。