振りかけると何でも松茸の味になるという松茸エッセンスは、松茸そのものは入っておらず、合成物質のみで松茸の味を再現したというすごいもの。ハンズの、意外にも土鍋のコーナーに並べてあった。
また、季節と予算から、松茸そのものをゲットできるか心配だったが、デパチカでカナダ産の異様に傘の部分が大きい松茸が500円で売られていたのでそれを用意。
外見で分からないように、白い部分を四角く切って準備。椎茸には1滴づつ松茸エッセンスをたらす。辺りに充満する松茸の香り。
私「おおー、松茸の匂いするねえ」 弟「松茸ご飯の匂いだ」
さあ、どっちが本物の松茸でしょうか!?
正解は「2」。両者正解です。 母「このエッセンスってやっぱりどっか科学の匂いがするわよ。なんていうの、売ってる麺つゆと、自分でちゃんと作った麺つゆって違うじゃない。これは売ってる麺つゆの感じなのよ」 弟「つうか、黒い部分が残ってたんだけど」 母「あー、ごめんごめん、でもこの松茸500円なら安いわあ。もっと買ってきてよ」
なお、椎茸もよいものは松茸なみにいい香りがしう美味しいそう。いや、普通の椎茸も十分大好きです。
ここからは一気に節約料理の世界へ踏み込んでいく。まずは当サイトウェブマスター林さんが「週プレ(週刊プレイボーイ)に載ってましたよ!」と教えてくれた、なんちゃってレシピ。油揚げを焼き肉のタレで焼くと焼き肉になるというものだ。
油揚げは油ぬきをせずにトースターで4分ほど焼いて、それから焼き肉のタレにしっかりつけ込むと良いという。情報では豚ロースにかなり近い食感だということなので、豚ロースと食べ比べる。
弟「(もぐもぐ)んん?(サクっ)あ!」 私「あ、今サクってしたね、サクって!」
さあ、どっちが本当の豚肉でしょうか?
正解は「1」。両者正解です。 私「油揚げと肉、どっちが好き?」 弟「…どっちでもいい…………やっぱ肉」 母「(油揚げの方を食べてみて)ああ、こっちも美味しいわね。焼き肉のタレっておいしのよねえ」
続いても節約レシピから。赤身をマヨネーズまみれにしてラップで密封して冷蔵庫で2時間以上置くとトロのようになるというワザ。
「伊東家の食卓」など、テレビでもさんざん取り上げられている、科学的にも証明された「トロの作り方」だという。なんでも、マヨネーズに入っている酢や卵が赤身に脂質をとじこめるんだそうだ。
形から判断ができないように、どちらも繊維にあわせて角切りにし、ワサビ醤油をたらした。
さあ、どっちが本当のトロでしょうか?
正解は「1」。弟に初めての黒星。 母「この方法、結構すごいわね。でも私は赤身の方が好きだからねえ、トロにされても困るわねえ」 弟「……ぶっちゃけどっちでもいい」 私「……。」
考えてみれば、弟はトロと赤身を食べて判別できるんだろうか。……できなそうだ。脱力を感じつつ、張り切って次へ。豚カツの登場です。