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土曜ワイド工場
 
エレベーターの裏側に興奮する
先週の話で恐縮です。エレベーターの音について取材したとき、三菱電機の広報の方から気になる情報を得たのです。

「カンオケ収納スペースのあるエレベーターがありますよ」

いきなりそんなことを言われたらどうでしょう皆さん。しかも三菱電機の立派な応接室で。
どんな需要なんだ。どんな内装なんだ。以来、カンオケエレベーターのことが頭を離れず、とうとうショウルームにまで行ってきました。久々の、会社見学企画。コネタ満載。

(text by 乙幡 啓子



どうぞどうぞお乗りください。
この日は全部私が最初にかごの中へ。偉くなった気分。
ここでも押さえていてもらう。優遇。
ビデオラックじゃないので押して開けるわけではないが、このように開く。
扉にはちゃんと「担架等運搬用」と書いてあった。

当たり前だがいくつものエレベーターが

今回は、荒川区町屋の三菱電機ショウルームにお邪魔した。「じゃさっそく」と、担当の渡辺さんに引率されて行ったところはエレベーター。当たり前か。でも建物の中で、その構造とは関係ないところにエレベーターがあるのはちょっと気持ちのいい戸惑い感がある。

せっかくなので乗ってみた。これは一般住宅用のエレベーターだ。

「乗るところと降りるところが分かれているでしょう?駅のエレベーターもそうですが、車椅子の場合、この方が出やすいですから」

なるほど、そういえば駅のエレベーターは必ず乗ったときと違う方向に出て行くことになる。それでいつも「あれ?こっち?」なんて戸惑ったりする。

住宅用の場合はそうすることによって、玄関ホールの天井を吹き抜けにできたりといろいろメリットもあるのだ。

さて問題の「カンオケ」対応とは

いよいよ、「カンオケ収納付きエレベーター」の登場である。取材のお願いをしたとき、妙に私がその点にこだわったのを皆ご存知で、「いよいよですよ!」と、おのずと場も盛り上がる。「カンオケ」絡みということも忘れ。

左の、ドアを押さえてもらっている写真のエレベーター奥に、怪しい観音開きの扉がある。その下の写真が、実際扉を開けたところ。扉内の奥行きは、だいたい人がひとり立てる程度か。扉の高さは腰の位置までくらい。カンオケを乗せるときは扉を開いて、奥行きを延長できるのだ。

「実はこれ、特にカンオケ用ということではなく、担架などを運び入れるためのものなんですよ。」と説明が入る。

そうですよね、なんだ、カンオケ用なんて言って、びっくりするじゃないですか!でももともとそこまで奥行きを出せるなら、初めからそこまでの奥行きのあるものとして売ってはどうだろう?

「積載量などで価格が違ってきますので、初めから奥行きのあるサイズとなると、高くなってしまうということが言えますね」とのこと。納得だ。

病院などでよく使われているとのこと。今度エレベーターに乗ったら、奥の低い位置にも注目してみよう。

 

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