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特集


土曜ワイド工場
 
エレベーターの裏側に興奮する

最新のエレベーターはバブリー

カンオケエレベーターの正体は
「担架運搬用エレベーター」だった。

「何へぇ」だっただろうか。

さて「カンオケ」の謎も解けたので、いろいろ見放題も見放題、将軍がお忍びで城内を見回るかのごとく、好奇心のままに見せていただこう。


近未来を絵に描いたような物件。
階数ボタンの間の細い出っ張りは、寄りかかったときに間違って押したりしないためのもの。格好ばかりではない。

カンオケ・・・というのはもうよしましょう。カンオケもとい担架用エレベーターの隣には、うってかわって嘘みたいにきらびやかなエレベーターが。

最新の技術とデザインを駆使したシリーズだ!「でも、バブル期のエレベーターみたいですよね。」と自社の機器を評する三菱の方。いえ、では乗ってみましょう。


大理石。これじゃなかったらあと数人乗れそうな重厚さ。 「UFOみたいな」天井。こんなエレベーターみたことない。

三菱の方々も、日ごろ目にする自社製品ではあるがやはり、実際に乗るといろいろ興味深いようだ。

「この床は台湾大理石です」「天井はパールに輝くUFOみたいになっております」との係の方の説明を、私同様、面白そうに聞いていらっしゃった。

すごい大掛かりな営業ツール

あと、こんなすごい仕掛けもあったぞ!
「このエレベーター、内装が半々になってるでしょう?」


「ほら、半々に」「あ、本当だ。なんという違い」 右側にはスクリーン。「ロケ地・大崎」と踏んだのだが。

本当だ。右側は現代的なデザインできれいですが、左側は懐かしい感じの操作盤にクリームがかった壁、なんだかちょっと汚れもついてて、雑居ビルなんかでよく見かけるような古いタイプのものですね。

「この1つのエレベーターで、新旧両方の乗り心地を比較できるんです。」え、そんなことができるのか?乗ってみると、上右の写真のように、右側の壁には別のロケ地で撮影したエレベーターの外側の風景が液晶画面に映っている。


これは実際に使われていたものを引き取ってきたそうだ。 こちらは最新式の操作盤。旧型とえらく変わった。

「このシミュレーションエレベーターは、新旧両方のエレベーターの動作を再現できるプログラムが入っているんです。新しいプログラムを入れると、スーッと静かにあがっていく感じを再現できます。でも、操作室でプログラムを入れ替えて動作させると、古いエレベーターによくあるように、ゆれも大きく乗り心地悪くあがっていくように感じられるんですよ。実際はこれは昇降しないので、外の風景を連動させてわかりやすくしてます。」

長生きはするもんじゃて。ハードとソフトの分離は、こんなことも可能にしてしまうのだ。たとえばビルのオーナーに営業をかけるときなど、パンフレットで説明するよりも、実際にこちらに招いて実演することで実感してもらうと、成約率も高くなるそうだ。



 

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