沸騰したナベに入れて……。
ザルにあげる。
「……これをしぼって、味付けたりなんなりして、いかようにでも調理する、らしいんだけど」 「見かけ、肉っぽいかな?」 「まあ肉っぽい気がしないでもない……」 「……じゃあまず、私味付けします! 私の本日の料理は、立田揚げです!」 「おおお」
高瀬さんが偽肉に、醤油、しょうが汁などをからませた。
「なんかこうして味付けしてみると、肉っぽいルックスに!」 「なるね、なるね」 「んじゃあ、味をしみ込ませているうちに……私が調理します! 私はカレーを作ります!」 「おおおおお」
R子さんが材料を取り出した。にんじん、たまねぎ、じゃがいも。
味付けした肉を、片栗粉に付けて、軽く揚げていく高瀬さん。
「で……ゆきよちゃんは?」 「あ、私は5分くらいで出来るものなんで、最後に作業するわ」 「何作るの……?」 「………これだ、クック・ドウー!」
「あっ手抜き!」 「いやあ、実力がないもので……」
ピーマンとタマネギを千切りし、
偽肉をゴマ油でいため、
野菜類を投入、
最後に味付け。