デイリーポータルZロゴ
このサイトについて

特集


2004年総集編
 
これもう使わない その1

モノより思い出

年末だけあって、仕事の合間をぬって到着するライターさんもちらほら。中でも千葉から到着の法師丸さんには、ぜひ割り箸を持ってきてもらいたかったのだが・・・(「大人が本気で作るわりばし鉄砲」より)


千葉から薄着で到着。

「持ってこようと思ったんですが、妻に止められました。」とのこと。

使うのだろうか。家で、500膳。実は、会場で割り箸が足らない気配があったので、持ってきてくれたら即実用になっていたのだが。

蛇足ですが、その特集でのこの絵がすごい!と、その場でもっぱらの評判だった。


すごい!遠近。

「アポあり取材は、苦手ですねえ」と言い放つ法師丸さん。反響が大きかったとおっしゃるハニワの回でもそうだが、変なものにキャプションつけるパワーがすごいと思う。モノより、思い出ってことですかね、とまとめさせてもらおう。

さて、仕事を終えて到着の大塚さん、ちょっとダウナーな感じだったが大丈夫だろうか。

「ほんとは、佐久間製菓の3000円分のお菓子+ストラップ、持って来ようと思ったんですけど、チェコに行ってる友人が持ってっちゃったんです」
いきなり何を。チェコ?海岸物語じゃなくて?高村光太郎じゃなくて?あのチェコですよね?
「なので、今チェコで佐久間のお菓子が配られてるかと思うと、変な感じですよね」


寒さで縮みながらもどんどん話は広がっていく。

他にもとつとつと、しゃべってくれた。

「マタタビに猫は来たけど、私自身は猫に好かれないんですよ。犬?犬はきらいですねー。」
「音に反応する葉っぱ(マイハギ)、ネタになるかと思って借りたはいいが、絵にするといまいちだったんでボツにしましたですね」

他にもまだまだ、記事になるかと思って取材してみて、だめだったという話がたくさん出てきた。私の場合、その日その日のネタを探したりこねたりひっくり返したりするのに精一杯で、「冷蔵庫、もう生姜しかないよー」というお母さん状態なのに。もしボツになっても代替案を探すのにまた七転八倒なのに。なんということもなく話すその姿勢に、強さを、勝手に感じたといわせてもらおう。


トマトラーメンを出す店、けっこうつぶれてたりしたんですよ」

 

モテる技術

なんでか、藤原君が来ている(「かぶりものでモテたい」参照のこと)。しかも、用もないのに学生服だ。「どうしたの?」と聞いたら、1冊の分厚い本を見せてくれた。

「モテる技術」


けっこう分厚い本。

やることが何て一貫してるんだ。
しかし、募集してたのは「取材で使ったけどもう2度と使わないもの」だぞ、いいのか、それもう使わないのか?

「もてないから買ったんです、けど、読んで納得できるけど・・・いまいちだった」
というか、「モテる技術」って、なんだかマスオさんが本屋でこそこそ買う雰囲気の本だと思った(サザエさんの作中では「バーでもてるコツ」)。

その後も、彼の「モテたい」という心情の吐露は続いた。「1対1で会話ができない。女の子がどう答えて欲しいかがわからないです」

あー、女子ってそうだよねー、わかりきってること聞いて、答えて欲しい通りに答えても物足らないし、違うこと返すと気分害するし、勝手だよねー、と、おじさんおばさんたちで盛り上がる。

そして、彼のたどり着いた結論は「質より量」だった。なぜなら、「30歳で900人切りした人が知り合いにいて、その人が『女のほうがエロだ』って言ってたから。」

・・・。
でも、大丈夫だよ、そのうちモテピークがあるよ、若いうちにピーク迎えちゃったら、あとの人生大変よ、と言ったら「小2がピークだった」そうだ。


ニーチェの「道徳の系譜」。ニーチェについても「モテ論」続きで何か言ってた気がするが忘れた。

今日はなんだかいろんな人が出てきて収集がつかなくなってしまいましたが、いかがだったでしょうか。

いろんないらないものをかかえて、大事なものをほうりなげて、ライター陣もがんばっていく所存ですので、来年もよろしくお願いいたします。

じゃ、古賀さん、あとは頼んだ!

 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.