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特集


ちしきの金曜日
 
マイナー博物館へ行こう!

どんなものにも博物館は存在する。

今年もよろしくお願いします。 さて、正月は終わってしまいましたが、冬休み中の今のシーズンはどこに行っても人がいっぱい。そこであまり人が集まらない行楽地、博物館へ行ってみるのはいかがでしょう?  全国にはあまり知られていないものの無数の博物館が存在します。今回遊びに行くのはその中でも僕の心を捉えて止まないマイナーな博物館です。 知らない世界を覗きたいという純粋な気持ちでも、突っ込む気満々のイジワルな気持ちでも楽しめるラブリーなミニ博物館に行ってきました。

(text by 梅田カズヒコ


昭和のくらし博物館。
本当にこんな所に博物館があるのか……。

博物館史上、もっとも民家に近い博物館。『昭和のくらし博物館』

まず一つめは『昭和のくらし博物館』です。博物館というところは名前だけ聞けばだいたい何が展示されているのか分かる場合が多いのですが、この『昭和のくらし博物館』は分かるようで分かりません。
“昭和のくらし”ってなんだかアバウトなテーマだ。気になったのでさっそく行ってみることにしました。

というわけで最寄り駅の東急多摩川線下丸子駅へ。なんとも普通の住宅街の中にある地味な駅でした。ちょっと不安になりつつも住宅街の歩きます。
ところで、道に迷わないようにサイト上にある地図をプリントアウトして持ってきたのですが、地図を見ると目印に『蔵のある家』や『駐車場』など目印としてはどうかと思うものが並んでいました。目印に銀行は分かるんですけど『蔵のある家』って、ただの民家やないですか。
こういったものを目印にしなければならないほど何もない住宅街を博物館目指して進みます。


Web上の地図より。目印の“蔵のある家”
確かに道中に蔵のある家がありました。
うーん、地図通りならこの奥に……。
看板、発見。まだ奥なんですね。

というわけで地図通りに歩いているのに間違ってるんじゃないかと不安になるほど小さな路地を抜けた先に、やっと発見しました。こちらが『昭和のくらし博物館』です。




うーん……。ていうか、ただの民家やんか!

入って大丈夫なんでしょうね? なんだかすごく入りづらいです。正直こんなに入るのが拒まれる博物館はないです。


近づいてみると確かに“昭和のくらし博物館”の文字がありましたが横には『小泉』とかかれた郵便ポストがあります。 インターホンを探してしまいそうです。勇気を振り絞って中に入ってみると……



 

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