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特集


ひらめきの月曜日
 
ハトは今

肌着の屋台で事情を聞く
エサをやる子供?
境内にハト、ゼロ!?・深川

私にとって浅草に次ぐハトスポットといえば門前仲町の深川のお不動さん。ここも昔はそりゃロート状態だった。

が、ここにもいなかったのである! 私が行ったのは晴れた昼だったのだが、にもかかわらず境内に一匹もいなかった。なんと。あわてて屋台のおばさんに話を聞いた。

--あのー、ここらって昔ハトすごくたくさんいましたよね?
「ああ2、3年前までわーっといたけどね。エサやりが禁止になって、豆も売らなくなったら減ったわねえ」
--それにしても、全くいないですねえ
「そっち、深川公園にはいるわよ」

言われて参道のすぐ隣にある公園にいってみると確かに群れが地面をついばんでいた。周りでは近所にお勤めらしき人々がこぞってお弁当を広げていたので、そのへんがエサになってるのかもしれない。それにしても、やっぱり減った。

因みに写真の男の子はエサをやっているのかと思いきや、ビービー弾をこぼしてしまったらしく、慌てて拾い集めていた。フェイクにハトは引っかかってませんでした。賢い。


深川のハト


スケール 中型
スタイル
太め70%
毛並み 良好

きれいでふっくらしたハトが多かった。生き残ったハトだけに生命力が強いのか。上野ほどではないが、かなり人慣れしていて至近距離まで近づいても逃げない。

 

鳩舎には真っ白いハトが
曲に合わせて旋回もするんだよ

調教ハトVS野生ハト・靖国神社

靖国神社といえば白いハトだ。彼らは境内にある鳩舎で飼われている。飼いハトなのだ。野生のハトにくらべ、ちゃんとエサをもらっているせいか、あまり下に降りてこないしスタイルもいい。

「スタイルもいい」って。早くもハト通気取りです。

境内の外には野生のハトもいるのだが、飼われているハトとは不思議と混ざっていなかった。

--白いハトと野生のハトって一緒にいないですね?
「ああ、縄張りみたいのがあるんだろうね。白いハトはほとんど境内から出ないし、普通のハトも境内には入らないよ」

売店の方によると、白いハトはきっちり調教されていて、夕方になるとかかる音楽で巣に戻って行くそうだ。行事のときも、音楽に合わせて旋回したりする。

調査は下に降りてこない白ハトではなく、境内の外にいた野生のハトを対象とした。スレンダーなハトが多かったのは白ハトに触発されてのことか。


靖国神社のハト


スケール 小型
スタイル
ほぼ100%がヤセ
毛並み 良好

小型で痩せていて美しい。結構人に警戒してるのか、ちょっとでも近づくとすぐに飛んでいってしまう。どことなく小悪魔的なハトたち。

 

写真1・左隅の方は団子の串、二刀流。だがハトには興味なし

シニアとハト・とげ抜き地蔵

特にハトスポットというわけではないが、シニアの方々が目をほそめてエサをやっているのではないかという予測の元、巣鴨のとげ抜き地蔵へ。周りの店では塩大福やら栄養価の高い物もそりゃ多く取りそろっているはずだ。

しかし、シニアとハトに蜜月関係は見られなかった。写真1、神社となりの広場では、エサをやっている方はゼロ。エサやり防止キャンペーンの効果か。

勢い、ハトも広場に4匹のみ。話によると、ここでも数年の間でかなり減ったそうだ。


とげ抜き地蔵のハト


スケール 大型
スタイル
標準体型
毛並み 良好

「気にしてなかったけど、そういえばハトの数、減ったなあ」と売店の方。人知れず生き残ったハトは全員健康そうだった。


神社のハト事情は全体的に減少傾向だということが分かった。上野でハトに頭にとまられたのが夢のようだ。

それじゃあ、街なかで人々と一緒に暮らすハトはどうなんだろう。サラリーマンと、インテリと、夜の蝶と一緒に暮らすハト達は、今。




 

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