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特集


フェティッシュの火曜日
 
いろいろなハムでハムカツを

どういうわけかハムカツが好きだ。

子供のころ裏の家が肉屋で、おつかいでよくハムカツを買いに行ったりしたせいだろうか。

大人になってからはしばらく遠ざかっていたのが、最近よく飲み屋のメニューで見かけるようになり、再びハムカツが気になりだした。

ハムカツってなんなんだろう。

あんまりそう考えてはいけない食べ物かもしれないが、ハムカツで育った人間としては、もっとハムカツをいじってみたい。いろいろ作って検証してみたいと思う。どうかついてきてください。

乙幡 啓子

ハムカツ行脚

ここ最近、飲み屋で「ハムカツ」を見かけると、必ず頼んでしまう。「オツさん。またですかー!」「本当、好きだよねぇ」などと言われながら頼んだ、ハムカツ行脚の道のりをちょっと紹介しよう。

ハムカツだが、「なんとかソースはさみ」みたいな名前だった。
その「なんとかソース」。中を開いたところ。チーズとマヨネーズの中間くらいの味。

肉屋のハムカツでも「チーズをはさむ」というメニューは一般的になっているかもしれない。うちの近所の肉屋さんのは、いきなり「カマンベールチーズ」がはさまっている。

何だかすごくご立派な様子。トンカツかと思う。
中を開いたところ。堂々とした肉。

上の写真は、仕事場の近所の居酒屋で。肉はお店独自のやり方でハムにしているそうだ。

「ハムカツ」といえば、「質の決して良くないようなハムまたはソーセージを薄くない衣で揚げたもの」と相場は決まっていたかと思ったが、こんなサラブレッドみたいなハムカツもあるのだ。馬にたとえるのもどうかと思うけど。


オリジン弁当の「ミルカツ弁当」。ミルカツ、とは。
「ミルカツ」の「ミル」はミルフィーユのミル。何層にも重ねた肉だ。

厳密には上の弁当のは「ハム」カツではない。が、薄い肉を(重ねてはいるが)揚げているという点で、示唆に富んでいるのでは、と思い取り上げた。

食感も、「層になった薄いものに歯を入れる」快感が味わえ、なかなかだった。ハムで応用しても良いかもしれない。なおもハムカツについて考える日々が続く。


 

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