デイリーポータルZロゴ
このサイトについて

特集


ロマンの木曜日
 
発電くん

風力発電の原理を模型にしたものを手に入れた。風力によってモーター直結の3枚プロペラを回転させて、発光ダイオードを点灯させる仕組みになっている。今回、この風力発電模型を使い、風力発電の可能性を探ってみた。

発電するにはどれくらいの風力が必要なのか? 色々と試してみました。

(text by 住正徳



風力発電模型を組み立てる

秋葉原で風力発電の模型キットを見つけた。「電気いろいろ秋葉原」というCMのフレーズは伊達じゃない。秋葉原には電気にまつわる全てがある、と言っても過言ではない。

模型キットは、ベニアの土台、モーター、3枚プロペラ、発光ダイオードといった部品がセットされていて、店頭価格は1890円(税込み)。蓄電機能を持つ家庭用風力発電機が数十万円はする事を考えると、これはかなり割安な価格設定と言える。
まあ、あくまでも模型なので、小さな発光ダイオードが点灯する程度の発電能力しか持たないのだが、発電ビギナーの僕にはこれくらいがちょうどいい。

キットのパッケージに「一部にハンダ付けが必要です」と表記されていたので、ハンダゴテも合わせて購入した。税込みで966円。


風力発電模型キットとハンダ。合わせて2856円

キットとハンダを購入し早速事務所に持ち帰る。

ハンダ付けなんて何年ぶりだろう。久しぶりのハンダ付けに意識が集中してしまい、土台を組み上げる前から電源をつないでいたら、土台で手間取っている間にハンダから焦げ臭い匂いが漂ってきた。


ベニアの土台で少し手間取った

自ら電気を作りだそうとしている矢先に、電気をムダ遣いしてはいけない。ハンダの電源を抜き、しばらくは土台作りに集中する。


モーターを土台にネジで固定 発光ダイオードとモーターを結ぶため、コードをハンダ付け。じゅーと煙が上がる
プロペラをモーターに取り付けて 風力発電模型の完成

作り始めて15分程度であっさりと完成した。



発電機と共に日常生活を送る

出来上がった風力発電模型をヘルメットにくくり付けた。
発電くんの出来上がりだ。


ヘルメットに装着

これを被って日常生活を送り、どんな時に発電するのかを検証する。
例えば……、


勢い良く 頷いてみるが プロペラは回らない
思いっきり 振り向いても プロペラは回らない

ちょっとやそっとの日常動作では発電しないらしい。
っていうか、この模型はちゃんと機能するのだろうか?

人工的に風をあてて確かめてみる事にした。



 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.