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特集


チャレンジの日曜日
 
実践・季節はずれのハムの人

●ハムの人マックスハート

 続いてハムを渡す相手は、デイリーポータルZのライター・高瀬さん。食べ物関連の記事をよくお書きになる高瀬さんに、ぜひハムを渡してみたい。ハムのことは伏せつつ時間を作ってもらった。


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 またも登場のハムの人。少し余裕が出てきただろうか。

 この時点ではわけのわからないまま私に頼まれてシャッターを切っている高瀬さん。さっそく箱を渡してみる。


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 おそるおそる包みを開く高瀬さん。箱にある「ハム」の文字を認めた瞬間、


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  「えー!ええー!!」

 声をあげる高瀬さん。今までハムをあげてきた2人も驚いてはいたが、そこで見られた反応とはまた一段上の驚きよう。


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  「す、すごい!すごいうれしい!」

 こちらが予想していた以上に興奮する高瀬さん。今ならわかってもらえるかもしれない。

  「僕がなんでスーツ着てるか、わかりましたか?」
  「……?」
  「ハムの人です」
  「…ああ!」

 やっぱりハムの人だとはわざわざ言わないとわからなかったようだ。というよりも、私のことなどよりハムに釘付けの高瀬さん。


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 気づいたら上着を脱いでいた。

  「まずはそのまま食べます!」

 うれしそうにハムについての今後を述べる高瀬さん。ここにもハムをもらう喜びが確かにある。

  「と言っても、丸かじりじゃないですよ」

 それはそうだろうと思う。そのままと言うのは、火を通さずにスライスして食べるということだろう。ただ、丸かじりという言葉が出てくる自体で、そうしたことも視野に入っているようなすごさを感じる。

  「あとは1.5cmくらいに切って焼きますね。
   それからハムカツもいいかもしれない」

 ハムをもらったことでどんどん想像が広がる高瀬さん。やっぱりハムが大好きなのだろうか。

  「好きな食べ物って言うと、まず何が思いつきます?」
  「うーん、いろいろあるけど、ベスト3はあんきも・
   サバ・カラスミですかね」

  「……ハムはどうですか?」
  「いや、もうハムは日常的過ぎて、好きなものランキン
   グとしては入ってこないんですよ。空気や水みたいなも
   のですかね」

 空気、水、そしてハム。そういうハムの愛し方もあると思う。


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 「ハムと私」の写真では少し緊張しているようにも見える高瀬さん。

 あとからいただいたメールで、おいしく食べてくださっている様子も知らせていただいた。焼いて食べると特においしいそうで、当初予定していたハムカツは取りやめ、最後まで焼いて食べるとのことだった。



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●ハムが奏でる心のハーモニー

 季節感なく衝動的に贈ってしまったハム。しかし、それらは全て喜びをもって迎え入れられた。すばらしい結果にハムの人としてもさわやかな気持ちでいっぱいだ。

 ハムはあげたいときにあげればいい。今回のことでわかったのは、そういうことだと思う。

 全て渡してしまったことで、もう私の手元に残っているハムはない。しかし、ハムを贈った人たちの笑顔はこれからもずっと心に残り続ける。



 

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