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特集


フェティッシュの火曜日
 
ほころびとしての貼り紙

空の玄関口は抜け目なく

2004年12月にオープンした、羽田第2ターミナルに来た。空港にはめったに来ないが、独特の雰囲気が私は大好きだ。

そんな、私にとって晴れの場所に、貼り紙だけ探しに来ることになるとは。道行く人が皆セレブに見えてしょうがない。


駅を出るとすぐに搭乗手続きブース。うつくしい外装。
吹き抜けも抜け目なさそう。
柱にも何も貼ってない。
上から垂れているのは貼り紙ではない。

がひょーん。全然貼り紙なんてない。オープンから半年、しかも年間6000万人を超える乗降客数であるのに、もともとあったピクトグラムで足りているのだ。すばらしいじゃないか。

・・・。

見つけたのは下のような、最小限の注意のみ。


これは、やむなしといったところか。紙だけど貼り紙っぽくないし。
貼り紙ではないが「おっ!」と思ったもの。ゴミだ。初めてターミナルの暗部発見。
やっと、トイレ入り口に貼り紙発見。でもしっかり「パウチ」モノだ。
盗難注意「あなたは狙われてるよ」

貼り紙はあっても、しっかりパウチでコーティングしてあった。完全に敗北感を感じつつ、北へ。

敗北感?いったい私は何を期待しているんだ?


 

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