ぬくもりを求めて
シオサイトと六本木ヒルズを見ていこう。言わずと知れた、「ここにさえ来ればデートはOK」的お任せスポットである。いや別に他意はない。このような、どこから見ても完璧に飾られた、というかアーバンなハイライフをイメージしたサンクチュアリに果たして・・・いや別に他意はない。
果たして、無造作に貼られた紙類など存在するのでしょうか。
まずはシオサイトだが、ほうぼう歩き回っても、あるのは整った回廊ばかり。もう、まったく、破綻がないのですよ。怖いくらいだ。
ただ1箇所、これは厳密には建物に対する貼り紙ではないのでノーカンかもしれないが、清掃中のエリアに油断のあとがあった。
そしてまたも来ました六本木ヒルズ。このような寄り目っぽい取材ばかりではなく、一度はお店紹介とかしてみたいものである。
ここもなかなか抜け目なく運営されている。って横柄な目線だが。無謀なワープロ貼り紙などのある様子ではない。
ただ1箇所、見慣れたハリモノが貼ってあるのを発見した。左上写真のドア開閉部に、CASIOネームランドでプリントしたと思われるラベルが。
こういうところに貼る「締切」「PULL」などのプレートは東急ハンズなどに売っているはずだが、あえて事務所にあったラベルライターで出力したのだ。緊急だったのだろうか。
人の手が入っているのを見て、ちょっとほっとする・・・いや脱力する瞬間である。
まあ、おしゃれ目スポットではこんな結果だったのだが、その周囲はまた違うことになっていた。