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はっけんの水曜日
 
カヒミ・カリィになりたかった

そんなわけで、クラムチャウダーズ営業班は、一路沖縄へ(自腹)。


ちなみに一階は泡盛専門店、隣は沖縄民謡居酒屋。

FMなはさんは、沖縄いちばんの繁華街、国際通りのど真ん中にありました。


キレイなスタジオ。

ぴらつかさん、まずは聴いてください……こんな曲なんですけど」
打ち合わせテーブルにあるマックにCDを入れて、試聴してもらう私たち。緊張の瞬間。
「……あ、こういう音楽だったら、ウチの社長が好きですよ、たぶん」
「しゃ、しゃちょー!?」
……そんなわけで、FMなは社長、平良さんにご同席いただく。
「……あのう、このCDのウリはですね……とりあえずスケるんですよ」
「ほほー」


すけてますでしょ?

「それで、結成のいきさつって何なんですか?」
「ええと、話せば長いというか短いというか……今年3月、私がこの
テトラプルトラップFさんと、トークショーに出る機会がありまして、知り合いになりまして……渋谷系の回顧イベントだったんですけど」
「渋谷系……」
「まあその、
私、小沢健二さんが好きで、彼がそれ以前にやっていた、フリッパーズ・ギターというバンドが好きでして……で、このテトラFさんて、フリッパーズ・ギターに影響を受けた音楽をやっていて……」
「僕もフリッパーズ、聴いてましたよ〜」
「ほんとですか社長!?」
「というか、フリッパーズが元ネタにしていた洋楽を、ずっと好きだったんですよ、彼らと同世代ですしね」
「……こんな太陽さんさんの沖縄でポストパンク系の洋楽とか聴いてたら、クラスで浮いてたりしませんでした?」
「いや、沖縄って土地柄、洋楽聴くことに昔から抵抗ないんですよ。だから全然平気でしたよ」
「ああ、なるほど!」
「いやあ、当時、東京にいる頃とか、たくさんライブも行きましたよー、ヒット・パレードとか」
「私、ヘヴンリーとかヴェルヴェット・クラッシュとか行ってました〜」
「そうですか! プライマル・スクリームとかは?」
「川崎クラブチッタですか! 小山田さん観に来てましたよね!」
「いや、僕は追加公演だから違うトコでしたけど」
「そうなんすか!?」

(中略、90年代初頭音楽オタクトーク)

「小沢健二さんのデビューの野音フリーライブ、入れなくて、外にいました」
「僕もです!」
「じゃ、じゃあすれ違ってますね!」
「うわっ、ですねえ〜、同じ場所にいたんですねえー!」

(中略、90年代初頭音楽オタクトーク)

「モーマスとか好きでしたねえ、僕、ほとんんど全部持ってる」
「あ、私のマイミクに、モーマスいますよ」
「マイミクにモーマスが!?」
「ええ、マイミクにモーマスが!」

(中略、90年代初頭音楽オタクトーク)

何を言ってんだこの人たちは! というぴらつかさん(沖縄民謡好き)とテトラF(1980年生まれ)を横に、ヒートアップする社長とわたくし。

で……「じゃー明日からオンエアしますよ」と約束いただきました。やった!



FMなはさんは、「ウルマックス」という沖縄情報サイトも運営されております。沖縄在住者によるモブログがたいへん人気(デイリーライターの安藤昌教さんも参加するらしいよ!)
私たちの営業の様子も、その場で即、携帯写真で撮影→掲載! されてしまいました。

「せっかくだから、『ゲット・ハッピー・レコーズ』っていうCD屋さんのやってるゲット・ハッピー・アワー』っていうインディーズ音楽の番組があるから、それに出してもらえるかどうか、音源売り込みに行きがてら、訊いてみたら?」
と、ぴらつかさん。
「行きます! 行きます!」

私たちはぴらつかさんにナビられて、CD屋さんに向かうことに。



 

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