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チャレンジの日曜日
 
なんでこんなもの買ってしまったんだろうお宅訪問
無駄な買い物。本編に登場します。

いきなりこんな書き出しもどうかと思うが、僕の人生はどうにも失敗ばかりである。無鉄砲でどんくさく、大小さまざまな失敗を繰り返している。
失敗といえば無駄遣いだ。つい先日もちゃぶ台を新調しようとしたところ、店で買った時は「いい買い物だ」と思っていたのに、いざ家に帰って広げてみると大きすぎて部屋に収まりきらない。部屋で一人「なんでこんなもの買ってしまったんだろう?」とつぶやいた。買った瞬間は最良の買い物をしたはずなのに。
そんな「なんでこんなもの買ってしまったんだろう?」ぐらいの失敗なら僕じゃなくても皆さん経験があると思う。今回は読者の方に協力を頂いて、部屋の中で無用の長物になっている無駄な買い物を拝見させてもらう事にした。

梅田カズヒコ

協力いただいた皆様、ありがとうございます。

今回のネタのために事前に制作日記のほうで告知させていただいたところ、さまざまな方からご応募を頂く事ができました。
せっかくいただいたご応募。できるだけ多くの方にお会いするため北は群馬の高崎から、南は三浦半島の横須賀まで直接会いに行ってきました!

 

なんでこんなもの買ってしまったんだろう、ひとりめ。

お名前:No.35さん(ハンドルネーム)
お住まい:東京都(花小金井)
無駄なもの:電動糸のこぎり


さっそく自宅にお邪魔させていただいて見せてもらう。

古賀さん、人の家の入り口で妙に楽しそうだ。
妙に大きい。ワンルームの部屋にあるとかなりの威圧感だ。
製図台。
大量のアイスのスプーン。これと同じものが、あと3袋ありました。

よく考えれば不思議な光景だ。

さっそく一人目の方の無駄な買い物「電動糸のこぎり」を見せてもらうために、小金井に住むNo.35さんのご自宅まで僕とライターの古賀さんで伺わせていただいた。


梅田:さっそく無駄な買い物を見せてもらっていいですか?
No.35:(電動糸のこぎりを指差して)これなんですよ。
古賀:でかいっすねー。
梅田:すごい。どこで買ったんですか?
No.35:近くのホームセンターで。動かしてみましょうか。
梅田・古賀:ぜひぜひ、お願いします。
 がたがたがた……(すごい音)
梅田:うぉー、すげー。糸のこだー。
No.35:針をつけたら切れるんですよ。(と言って針をつけようとするがなかなかつかない様子)
No.35:もう3年も前に買ったものだから針のつけ方忘れちゃいました。
古賀:いや、音が聞けただけでおなかいっぱいですよ。
梅田:隣の住民から苦情とか来ませんか?
No.35:それが心配でほとんど使ってません。
 がたがたがた……
梅田:おー。ホームセンターとか好きなんですか?
No.35:好きですね。ネジとかみるの……(がたがたがた……)
梅田:……なるほど。

どうも電動糸のこぎりは調子が悪いようだった。3年間ほとんど使っていないのだから仕方ない。でもなぜか捨てられない気持ちはよく分かる。
ワンルームの一人暮らしの部屋には電動糸のこぎりをはじめギターやバイクの部品など、男っぽいワイルドなものであふれていて、なんだかかっこいい部屋でした。聞くと、もともと専門学校で建築やインテリアを専攻していたという。部屋を見回すと確かに分かる気がする。

梅田:立派な製図台とかありますねー。
No.35:でもこれも結構無駄なんですよ。
梅田:なんでですか?
No.35:今はほとんどパソコンで製図しますからねー。無駄なんです。
梅田:なるほど。
古賀:あ、なんか変なもの見つけましたよ。
梅田:アイス用の木のスプーンじゃないですか。
古賀:なんでこんなに大量にあるんですか?
No.35:友達にもらったんです。
古賀:ええ、なんでー?
No.35:なんかねー、なんとなく、友達が。
梅田:あー、なんとなくね、分かるなー。
古賀:ええ? 分かんないよ(笑)。
梅田:友達からなんとなく意味不明なものをもらっちゃうタイプなんですよ。僕もそうだから分かる。
No.35:ああ、ほんとそうなんです。
(妙に分かり合う僕とNo.35さん)
古賀:二人なんだか雰囲気似てますよねー、並んでみてください、写真撮るから。


古賀さん撮影。初対面なんですが、なんとなく打ち解けてしまった。

 

まとめ

・一人暮らし、特にワンルームの方は糸のこぎりを買うべきではない。
・初対面でも妙に打ち解ける人っているよね

 

なんでこんなもの買ってしまったんだろう、ふたりめ。

お名前:柴田さん
お住まい:東京都(大塚)
無駄なもの:コアラ毛(?)を使ったコアラの財布。



会社の応接室がどうも慣れない24歳。
財布をまじまじと見る柴田さん。けっこう似合ってますよ。
少なくても僕よりは似合ってると思います。

今回は会社にお邪魔させていただく。が……。

「コアラ毛の財布を買ってしまいました」という柴田さんにお会いするため東京・半蔵門にあるオフィスに伺わせていただいた。
一軒目は一人暮らしの青年の自宅だったので、なんだかくつろげたが、今回は半蔵門のやや格式の高いオフィスの応接室だったので、一軒目とのギャップもあって、なかなか落ち着かない。柴田さんの仕事が終わるまでの間、わざわざ企業の応接室で待たせていただいたのだが、悪さをして校長室に呼ばれた時の中学生のような気分になってしまい、なんだか緊張してしまう。本当に情けない。本来の気の弱い自分を守るために普段の自分がいかに強がっているのかがよく分かる。

コアラ毛?

ほどなくして柴田さんが仕事を切り上げて戻ってきてくれた。気を取り直してインタビューを行う。

梅田:あ、そちらがコアラ毛の財布ですか?
柴田:そうなんですよ。
梅田:見た感じ、そんなに無駄な買い物って感じじゃないですよね。
柴田:そうですか? こんなの会社に持ってこれないですよ。
梅田:いや、意外と似合ってると思いますよ。
柴田:いやいや。
梅田:コアラの毛って珍しいですよね。
柴田:あれ? コアラだったかなー? いや、カンガルーかもしれないです。。
梅田:まじですか?
柴田:間違えました、カンガルーだ。
梅田:なんですかそれ(笑)

梅田:どこで買ったんですか?
柴田:オーストラリアで去年の秋頃に買いました。新婚旅行だったんです。
梅田:あ、そうなんですか。新婚旅行で。
柴田:旦那に欲しいって駄々をこねたて買ってもらったんですが、成田に帰ってきたとたんに我に帰って、やっぱりいらないやって。
梅田:すいません、取材の主旨とずれるんですが、旦那様はどんな方なんですか?
柴田:あんまり言いたくないんですが、ラルクアンシエルのhydeに似てるんです。
梅田:えー、めちゃくちゃ男前じゃないですか。写真とかないんですか?
柴田:ええー、あるんですけど木っ恥ずかしいです。
梅田:見せていただけませんか?
柴田:いやー、ちょっと、ろくな写真がないので。

旦那さんとは職場結婚だそうだ。なんだか羨ましいなーと思っていたのだが、いったい自分は何をしに来たのか、よく分からなくなってきたので会社を引き上げる事にしました。


まとめ

・コアラではなくカンガルーの財布だった。
・旦那さんはhydeに似てるとか(未確認)。


なんだか無駄な買い物がメインなのにどうも主旨と大きくずれている気がする。気を取り直して東京を抜け遠出をする事にした。



 

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