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はっけんの水曜日
 
パンツを選択する

ノーパン初日

ノーパン初日。シャワーからあがった後、無意識でパンツを履きそうになってしまった。すでに体がパンツを欲しているのだ。こんなことでやめられるのか、パンツ。心を鬼にしてパンツを片付けた。

だけど僕はこれまでシャワーを浴びた後、パンツ1枚で扇風機の前に座ったりしていた。今、その唯一の外界との壁が取り払われようとしている。いきなり訪れた試練。さあどうしよう。

考えた末、以前友人に頂いたバスローブを着ることにした。若干下半身がすかすかして心もとないが、タオル生地がしっかりと体にフィットして心地よい。バスローブは金持ちのためではなくノーパンのために作られた衣類なのだと理解した。


ノーパンがもたらしたブルジョアジー。
だけど座ると不安。

実はノーパンをはじめるにあたって日記をつけてみた。日記といってもワードで書いたメモ程度なのだけど。以下この日の日記より

・ノーパンにしてバスローブを着始めた
・バスローブから普段着に着替える際に困る
・なによりノーパンという響きが好きだ

着替えるときに困る、というのはつまりこういうことだ。下にパンツを履いていれば堂々と着替えられるのだけど、ノーパンだとそうもいかない。そこでトイレとかドアの影とかでこそこそと着替えることになるのだ。まだノーパンを罪だと思っている証拠なのだろう。それにしてもパンツを履かないことで逆に頭の中はパンツでいっぱいになってしまっている。初日だからだろうか、とにかく今後が不安だ。


ボタンダウンはやめておこう。

悩みは尽きません

履くズボンにも気を遣う。僕は普段ボタンダウンのジーパンを履くことが多いのだけど、たまにボタンを1つくらいはめ忘れていることがある。

今、それはやばい

ということでジッパーのジーパンをひっぱり出してきた。ジッパーを上げるときにかなり緊張するが、履いてしまえば安心感はある。

ジッパーだと無難だけど、上げるときに緊張する。
画像に意味はありません。
すっきり。
ということでノーパン生活の始まりだ。もうズボンからはみ出すパンツを気にすることもない。自由だ。パンツを脱ぐことで僕は自由を手に入れたのだ。


 

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